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オンラインセミナー「スウェーデンに学ぶ、成人教育と生涯教育の可能性」のお知らせ

  ------------------------------ ------------------------  お久しぶりです。あっという間に2月も終わりに近づき、驚くばかりです。今日は、水曜日に迫ったオンラインセミナーのお知らせです。 (一財)自治体国際化協会ロンドン事務所の主催で、スウェーデンの成人教育と生涯教育について話をします。詳細は以下になります。無料で、2か月間の見逃し配信もありますので、ぜひ、ご参加ください。 第41回オンラインセミナー「スウェーデンに学ぶ、 成人教育と生涯教育の可能性」開催のお知らせ ------------------------------ ------------------------  日 時:2025年2月26日(水)18:00~19:00( 日本時間)(09:00~10:00(英国時間))  配 信:ZOOM  講 師:ストックホルム市公立基礎特別支援学校ヘッドティーチャー サリネンれい子氏 〈プロフィール〉  スウェーデンの首都ストックホルム市にある公立基礎特別支援学校 で教員及びヘッドティーチャー(主任教員)をする。 スウェーデンの教員免許及び特別支援教育士資格を有し、 現地での教員歴20年。2022年に「医療・福祉・教育・ 社会がつながるスウェーデンの多様な学校~ 子どもの発達を支える多職種協働システム」執筆。 スウェーデンの福祉や教育の制度や実践を発信する。NPO法人 HATI JAPAN 多文化多言語の子ども発達支援 理事 申込方法:以下の登録フォームよりお申込ください https://us02web.zoom.us/ webinar/register/WN_ lLlNO5ctTMeZQktwo1xSqQ

2024年を振り返って

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  日本は既に2025年に突入し、スウェーデンも残り数時間で2024年の幕が閉じようとしています。どうしようか迷いながら、今年を振り返って文字にしておこうと思い、書き始めました。2024年は、大荒れに荒れた年で、一言でいえば、「塞翁が馬、苦あれば楽あり、雨降って地固まる」という感じの年であったように思います。2024年の幕開けはアクシデントから始まりました。亡くなった義理の父の家を整理することになっており、訪れた北スウェーデンはマイナス20度で車が動かなくなり、結局何も片付けることなく、帰宅した年明け。ずっと体調が思わしくなかったパートナーに加えて、3月に亡くなった愛犬ヨッシーの闘病生活。病気、病院、事故などが続きました。スウェーデンの医療制度の裏もかなり知ることになり、大変でした。仕事は、学校の仕事に加えて、引き受けたオンラインの講演などもありました。なんとかこなせたものもありましたが、途中からは申し訳ないのですが、お断りしたものも多くあり、大変心苦しく思いました。少し光が見えたのは夏の終わりだったかもしれません。日本へ2週間行けたこともよかったです。そこから、秋学期に突入して、数多くの会議や発表をこなして、12月に入り、2025年に向けての大きな目標も見据えて、先が見えてきて、何とか乗り越えた2024年でした。  そんないろいろあった2024年でしたが、たくさんの素晴らしい出会いにも恵まれ、大きなお仕事も頂くことができましたし、プロジェクトもうまくいき、コミュニケーション団体の会議もうまくいき、振り返れば、素晴らしい出来事の多かった1年であったと思います。この1年を思い出せば、これから、やっていけないことはないのではないかと思っております。2025年は、いよいよ、マスター論文を書き上げること、そして、会社を立ち上げることと、すでにいろいろと動き出しており、頑張っていこうと思っております。ご縁を大切にし、自分の目指すところを忘れずに努力を続けていきますので、2025年も引き続きよろしくお願いします。 2025年が皆様にとって素晴らしい1年となりますように、心より願っております。 AIが作成した画像になります。

秋学期を振り返る

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  皆様、お久しぶりです。最後の投稿を見ると「3月」ということで、夏の休暇中にも更新をしなかったのだと思いながら、自分でも驚いています。振り返れば、3月のあのころから、大変いろんなことがあり、春も夏も落ち着くことなく、秋学期に突入しました。秋学期は、大変忙しく、3年間のプロジェクトの最終年ということで、プロジェクトの発表を10月に3回行いました。準備と発表の練習に明け暮れた秋学期前半でした。また、その間、大変数多くの仕事のご依頼も頂き、お断りさせていただいた方には、大変申し訳なく思いました。そんな忙しかった秋学期ですが、残り2週間になり、やっと落ち着いたと感じ、ふと、ブログでも更新しようかと思った次第です。忙しく、本や論文を読むという時間もなければ、そんな気にもなれず、このまま、インプットもアウトプットも減っていくのかと思っていたのですが、少しずつ、忙しい中にも読書の時間をとれるようになり、やっと、アウトプットの時間も取れるようになりました。  同じ世代である中山美穂さんの休止を、妹たちからのラインで知り、大変驚きました。特にファンということではなかったのですが、それでも、同世代であり、常にテレビで拝見してきた方ですので、あまりにも早い死に驚きを隠せません。私は、ここ数年大事な人々を亡くすことが多くなり、年齢的に当然かとも思うのですが、改めて自分のやりたいことをやっていき、1日1日を大事にしながら、出会いを大切に生きていきたいと思いました。  このブログも、更新は少ないですが、今まで何とか続けてきており、今年もこのブログより、ご連絡をくださる方が何名かいらっしゃり、何とか、再開していきたいと思っていたのです。冬休みにもなりますし、少しずつ更新をしていきたいと思いますので、ぜひ、引き続きお付き合いくださればと思います。 夏には5年ぶりに日本に帰省しました。東京スカイツリーからの眺めは美しく、久しぶりの日本を満喫できました。また行きたいです。

新年に思うアストリッド・リンドグレーンの言葉

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   新年が明けて、目に飛び込んできたのは、日本の地震のニュースでした。スウェーデン時間では、朝8時過ぎでしたので、2024年の元旦を、この地震と津波の不安で迎える日本の皆様の心境を思うと、何とも言えない気持ちになります。今回の能登半島地震で被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。1日も早く穏やかな日常が戻ることを願うばかりです。  新年に当たり、思うアストリッド・リンドグレーンの言葉を。 “Hur ska jag kunna veta det, när jag aldrig har försökt?” やったこともないのに、どうやって知ることができるの?    今でもとても人気のあるアストリッド・リンドグレーン。「長靴下のピッピ」を書いた人です。スウェーデンに興味のある方なら、ご存知かと思います。彼女の本は、94の言語で訳され、約14億5千万もの本が売れたそうです。彼女が1941年から2002年まで住んでいたアパートは見学をすることもできます。アラフォーになり、人生も先が少しずつ見えるようになった今だからこそ、今一度覚えておきたい言葉です。やってみなきゃわからない。人から失敗に見えても、自分が失敗じゃないと思っていれば、やったことに価値があると思います。そんな思いをもって新年を過ごしていきたいと思うのです。    このアストリッド リンドグレーンに関しては、国内でものすごい人気があるにもかかわらず、ノーベル文学賞をもらえなかったということで時々話題にあがります。生徒たちに聞くと、もらっているはずだなんて言います。なんで、もらえなかったかは、よくわかりませんが、うわさでは、内容が子どものしつけにはよくなかったとかうんぬん。。。個人的にはあげてもよかったのではと思いますが、彼女自身はそんなことにこだわるような人には思えないのは私だけでしょうか。  彼女は、多くの言葉を残し、その言葉から多くのことを学ぶことができます。次の言葉も昔から大好きです。大人になっても、遊び心を忘れずに楽しみながら日々を暮らしていきたいものです。     Vi lekte och lekte så det är underligt att vi inte lekte ihjäl oss. 遊んで遊んで遊びまくったのに、遊び飽きるということがなかったのは不思議ね。...

2024年 新年のご挨拶

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  新年あけましておめでとうございます 新たな年は、新しい始まりと希望をもたらしてくれ、希望とエネルギーを感じます。皆様、今年もよろしくお願いします。この「スウェーデンの教育って」のブログも、旧ブログから数えると、思い出せないほど長い間書いてきており、どんな方が足を運んでくださっているのだろうと想像しながら、また、このブログを通じてあった数多くの素晴らしい出会いに思いを馳せます。2023年、そしてブログを書いてきた長い年月に感謝しながら、2024年最初のブログに今年の目標と抱負を書き記しておこうと思います。ブログを読み返すと、年によって新年のあいさつと抱負を書いた年もあれば、ない年もあり、読み返すと、その当時とあまり変わっていない自分に驚きつつも、よい記録であるとも感じます。2024年の目標と抱負がどのくらい実行できるか、大変楽しみです。では、行ってみましょう! ご機嫌に暮らす 年齢もアラフォーになりましたし、怒りやイライラに左右されることなく、自分の機嫌は自分でとって、ご機嫌に健康に暮らし、パートナーを支える1年にします。アンガーマネジメントやご機嫌に暮らす方法を書いた本などを読んで勉強していきます。 マスター論文を書き上げ、学業に一区切りをつける 遅々と進まぬマスター論文ですが、あきらめずに頑張ります。そして、移住以来、20年以上続けている学業に一区切りをつけ、新たなステージに入ります。 国の支援学校のプロジェクトをやりきる 年末に書き綴ったように、いろいろある職場ですが、国の支援学校の3年プロジェクトを責任をもってやり切ります。この支援学校のプロジェクトは、スウェーデンでもとてもユニークなもので、関われたことに感謝してやり切りたいと思います。 ISAACの会議を成功させる AACの更なる普及に向けて、活動しているISAACで今年は会議を行うので、その会議の成功をさせるように、頑張ります。何分、小さな会で、ボードメンバーも数が少なく、仕事は山のようにありますが、がんばります。 日本に夏にいく 日本に夏に行くことになっており、スウェーデン人の大親友の家族と一緒に旅行をする予定でもあり、それを兼ねて5年ぶりの日本での夏を楽しみます。その計画を今から練り、特にやりたいことリストは思いついたときに作成しないと、忘れてしまうので、楽しみです。コロナ禍で知り合い、あ...

ストックホルム市の教育予算削減 その2

  前回に続き、2023年回顧録ということで、ストックホルム市の教育予算削減についての投稿になります。 その1はこちらを 。 3. 組合を含む会議による人員削減プロセス  その1の2で書いたのですが、教育予算削減の関してのリスク分析が行われ、それと並行して、かなりのスピードで行われたのが、人員削減を法律や決まりにのっとり、できる限り透明に行うために、普段は月1の関連会議が頻繁に行われました。といっても、私はこの会議には出席しないので、はっきりと内容などを書くことはできないのですが、この会議は、職員側の代表として、組合の係りの職員が出席します。うちの学校の場合、教員は教員組合で、この当時は2組あり、それに加えてアシスタントなどは所属する組合があり、その代表が出席します。そこに、ほかの組合の代表がいれば入り、校長や副校長、経営担当者などが、会議を行っていました。多いときは週1くらいで行っていたような記憶があります。もしくは、長い会議を行っていたような気がします。この会議で、雇用する側されている側双方の理解を図り、できる限り迅速に行うことで、削減される人は、ストックホルム市内での配置換えを申請し、秋学期からほかの学校や職に移ってもらうということになります。  この過程で私たち全職員が行ったのは、ストックホルム市の職員としてどこで何年働いたかという確認書類にサインをすることです。この雇用年数の短い人から削減対象になるので、間違いがないようにという配慮です。生徒数650人ほど、職員は、100人ほどいるので、作業としてはそれなりに時間がかかるものでもあります。そして、削減対象の人が決まり、この最終決定の会議が行われたのが、4月頭だったと思います。 4.リスク分析会議  私たち全職員が行ったのが、リスク分析会議です。スウェーデンの学校では、1年に1回職員アンケート調査が行われ、その結果に基づいて、職場の改善プランを立てます。これに基づいて作られた改善プランに加えて、今回の職員削減、教育予算削減がどのようなリスクをもたらすか、影響を与えるかを書いていきます。それ用の用紙があり、項目に従い、リスクのあるなし、その程度などを話し合い書きます。これを各グループでしました。私は、支援学校の先生たち、9人と行いました。今振り返ると、あの会議は、生徒のアシスタントとも行うべき...

2023年を振り返り

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  2023年も残り数日となりました。AIに年の瀬に書くとよいブログのテーマを提案してくださいと頼んだら、ちゃんと素晴らしい候補をいくつか挙げてくれ、その中から、今年の出来事や成果を振り返り、新しい年に向けての抱負や目標を語る記事を書きたいと思います。今年は、年初めから波乱万丈で、私のSNSをフォローしてくださっていた方は、ご存じの通り、ツイッターは閉鎖し、Youtubuチャンネルは休止、このブログは不定期更新、かろうじてインスタグラムが更新され、連動してフェイスブック更新という感じで、アウトプットが少なめの年でした。そんな2023年の締めくくりにまとめる今年の出来事は以下のようになるかなと思います。 1.特別支援教育士(Specialpedagog)資格習得  2023年の大きな出来事は、やはりこちらになるかと思います。長らくとるか取らないかと、うだうだしていた資格をついに取り終えました。一区切りついた感はありますし、最後の論文書くのが大変でした。二人で書く予定が、途中から一人で書くことになり、書き始めたと思ったら、義理の父が心臓発作で倒れ、その後亡くなりまして、もうあきらめようかなと思ったのですが、何とか書き終えて卒業したという、こうして振り返ると、なんてことない感じですが、実際には大変でした。  資格習得をして何か変わったかというと、何も変わっていません。この資格で働ける仕事に転職しようというプランや起業しようという考えはありますが、今受け持っている生徒たちを卒業させたいのと、学校でかかわっているプロジェクトは終わらせたいという思いもあり、現状維持しています。特別支援学校で働いているので、学んだ知識は日々に生かしつつ、今後を考えていこうと思っています。 2.世界情勢と財政削減の影響を深く受けた1年  2023年は、世界情勢の不安定さ、それにより財政削減の影響を深く受けた年であったと振り返ります。職場は、ストックホルム市の予算により、年明け早々に人員削減の影響を深く受け、それに伴う会議や対策に追われました。夏前には、かなりの数の職員が削減され、その余波を秋学期は深く受け、仕事量も心労も多かったと振り返ります。こうした世界情勢などの影響は、ニュースなどを通じて自分が思う以上に、心身に影響を与えているのだと実感した1年でした。 3.今後の人生を深く考えた1年...

AAC:補助代替コミュニケーションについて学ぶ会のお知らせ 限定5名無料オンライン開催

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  今日は、オンラインの会のお知らせです。  8月11日金曜日、日本時間の18時30分より20時までの予定でオンラインで開催します。このブログを読んでくださる方の中で、参加してみたいなという方はご連絡ください。  私を入れて、最高7名の少人数の会で、参加される方は、自己紹介と顔出しができる方に限らせていただきます。特に後半部分の対話の部分を大切にしたいと思っています。質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

祝!スウェーデンの特別支援教育の資格、習得

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  お久しぶりです。夏の休暇に入りましたので、また、ブログを少しずつ更新し、スウェーデンの福祉と教育情報を発信していきたいと思います。  夏の休暇には、先週の火曜日から入りました。スウェーデンは今が一番いい夏の季節なのですが、私はこの時期花粉症がひどく、室内にいる方が体調も気分もいいという、何とももったいない感じです。  この半年というか1年、ブログもあまり更新しず、友人などのお誘いも断り、なんとか、スウェーデンの特別支援教育の専門資格を習得しました!🎉ストックホルム大学の特別支援教育の専門学部で、Specialpedagogという資格を習得しました。二人で書く予定の卒論を一人で書くことになったのが2月。2月の結婚記念日には、お祝いの歌を電話で歌ってくれた義理の父が心臓発作で倒れ、3月の終わりに急死し、あきらめようかと思ったけれど、何とか書き上げ、卒業できました。  学校の仕事も、本当に忙しく、いろいろご連絡をいただく皆様には、十分な対応ができないことも多くあり、大変申し訳なくも思います。  夏の休暇の間は、少しずつ、スウェーデンの教育や福祉情報を発信していきますので、ぜひ、質問や感想などお寄せください。写真は先日上った市庁舎の塔からのスウェーデンストックホルムの眺めです。  

ふたりぱぱのYoutubeにゲスト出演しました

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 皆様、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。私は、いろいろありまして、大変忙しくも充実した毎日を送っています。こんなに忙しくなるちょっと前に、連絡をいただきまして、ふたりぱぱのYoutubeの動画の撮影をしました。その第1弾が公開になりましたので、ご紹介します。 リンクはこちらから ! 話もお上手で編集もさすがプロだなという感じです。実は今年に入って、いろんな方から連絡をもらうようになりまして、コロナが終わったなあと感じつつ、こうした動画はまず、概論を見てもらうにはいいのではなと思っています。収録前に、視聴者の方から質問を募集されたそうで、質問数が多かったので、60にまとめてくださり、それに答えながらでした。パートナーも上手にまとまっているとほめてました。スウェーデンの教育に興味のある方はぜひ!

スウェーデンのクリスマスの風物詩、大きなわらのヤギ

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  皆様、クリスマスをいかがお過ごしでしょうか。私は、無事に秋学期を終え、冬休みを満喫しています。秋学期は、ヘッドテーチャーになったり、学校検査庁が来たり、新しいプロジェクトに参加したりと本当に目まぐるしく過ぎていきました。Twitterやインスタグラムでは少し紹介したいのですが、ブログできちんと文章化していきたいと思います。どのくらいできるかはわからないのですが、ブログの良さは、やはりある程度の文章が書け、残っているという点だと思うので、頑張ります。  今日は、先日公開されたScania Japan のGriff in Magazine の私の記事のご紹介です。本当に久しぶりに記事を書かせていただきました。内容は、スウェーデンのクリスマスの伝統、イェブレの大きなわらのヤギについてです。私は何度も訪れたことがあるこの町、この大きなヤギが燃やされずにクリスマスを越せるかは、私のクリスマスの最大の関心かもしれません。詳しくは以下の記事をどうぞ! サステナビリティにも配慮したスウェーデンの12月の風物詩、イェブレの藁のヤギ この藁の大きなヤギの様子は、ソーシャルメディアでも見ることができます。ぜひ~!  皆様もよいクリスマスを!

スウェーデンの学校教員の秋学期、9月中旬からを振り返る

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 お久しぶりです。最後の投稿が9月18日なので、なんと2か月放置😅。最後の投稿で書いたのですが、今学期より、ヘッドテーチャーになり、大変忙しくしておりました。今日も忙しいのだけど、ふとブログのことを思い出し、更新をと思いました。というくらい、ブログのことを思い出す時間もないほど、充実した毎日を送っていました。    今週は、ストックホルムは大変な大雪に見舞われ、大騒ぎでした。そんな大雪も落ち着いたある日の夕方の様子です。私はこうした冬景色が大変好きです。    更新しなかった間のニュースを3つ。 1つ目は、うちの学校に学校検査庁が来ました。スウェーデンの学校には学校検査庁があり、その調査は、「いくよ」という連絡が突然来ます。その連絡がきたのは、私がヘッドテーチャーになってすぐのことでした。副校長との会議の際に、まだ極秘だけどと教えてもらったのが、訪問の6週間前。そこからが大変でした。提出書類は、2週間後には出さないといけないので、その準備を手伝い、訪問前の準備に、会議に、自分のクラスや授業などの日常業務をこなし、とにかく、会議をしているか授業をしているか、その準備かという日が続きました。訪問は、11月の半ばにすでに終わり、結果がおそらくクリスマス前には来るのではといわれています。 2つ目は、ヘッドテーチャーの専門分野の取り組みと会議の準備でした。スウェーデンの学校は10月の終わりに秋学期があり、うちの学校は、1泊2日の宿泊研修でした。ストックホルム郊外のスパホテルに全職員で宿泊し、研修でした。その中で研修を受け持つことになっており、その準備をもう一人の先生としていました。こちらもなんどか好評に終わりました。また詳しく書きたいと思います。 3つ目は、特別支援教育士の勉強で、今年は最終学年。ちょうど、今最終論文を書き始めたところです。9月10月と研究法を取っていて、今は一緒に論文を書くスウェーデン人の方と一緒に下書きや論文方法を考えているところです。 と、こんな感じでした。今週は大雪の中、三社懇談を行い、こちらも大変でしたが、何とか終わり、ほっとしている今日です。明日は第一アドベント、いよいよクリスマスまでカウントダウンです。  もう少し頻繁に更新をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

緊急告知!今週末オンラインイベント登壇!

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  昨日8月18日に、新年度がスタートしました。今年は、学校外からの生徒の転入が私のクラスはなかったので、のんびりとした初日でした。そんな、新年度開始の週末に、こちらのイベントに登壇します!告知が少しおそくなりましたが、 「 植林をエンタメに!!第29回世界マグロプロジェクト 8月20日(土)21日(日)ツナがるオンラインイベント」  私は、8月21日日曜日の日本時間16時、スウェーデン時間朝9時より登壇し、 「医療・福祉・教育・社会がつながるスウェーデンの多様な学校の現場から~人間の権利、全ての子どもの権利が守られる社会をめざして」 というテーマで45分話をさせていただきます。本の内容や紹介と共に、なぜ、スウェーデンで教員をしているのかということや、特別支援教育に関わるようになったきっかけ、今後への思いなども含めて話をできたらと思っています。 参加費は、植林プロジェクトに寄付されるこのイベント、本当に興味深い様々な分野で活躍する人の話を聞くことができます。是非、ご参加ください!

ページ「スウェーデンの特別支援学校で働きたい方へ」更新

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 ページの 「スウェーデンの特別支援学校で働きたい方へ」 を更新しました。以下は同じ内容ですが、新規投稿もしておきますね。 「スウェーデンの特別支援学校で働くには、どうしたらよいでしょうか」という質問を時々いただきますので、少しアドバイスを書きます。さらに聞きたいことがある方は、連絡フォームよりご連絡ください。その際には、明確な質問をしてくださると答えやすいです。また、返信には多少お時間を頂くことがあります。(2022年7月修正) 1.ビザ スウェーデンで生活し、働くためにはビザ、滞在許可証が必要です。結婚、もしくは同棲という形でビザが出ていれば問題ありませんが、そうでない場合は、ビザの問題が一番難しいかと思います。労働ビザは、学校の場合はなかなか難しいです。民営の英語で授業をする学校がありますので、そこは、英語が流暢であれば雇用の可能性はあると思います。スウェーデンでも、ワーキングホリデービザが出るようになりましたが、学校で働くことは難しいです。コロナの規制がなくなったので、今後ボランティアで学校で働くことは少しずつ可能になるのではないかと思います。 2.スウェーデン語 学校で教員をするのですから、やはり、スウェーデン語がそれなりに話せないと難しいです。私は、教員になる前、読み書きの必要が少ない他の仕事をいくつかし、スウェーデン語をある程度まで習得してから働き始めました。最初から、特別支援学校の教員を目指すのではなくほかの仕事をしながら、まずは、「日常会話のスウェーデン語」を話せるようになることが重要です。学校で教員をする場合は、読み書きできないと大変です。スウェーデン語には、「学校のスウェーデン語」と呼ばれる、学校で教えるスウェーデン語があり、それなりにできないと仕事をこなしていくことは難しいです。 言葉のできない先生に自分の子どもを預けたいという親はあまりいないように思います。言葉は重要です。生徒とはもちろんですが、同僚や保護者など、とにかく言葉ができないと仕事はこなせません。私は言語面はかなりパートナーに手伝ってもらいました。協力してくれる人がいるか、いないかは大きいかと思います。もしも、海外で学校の教員をというのであれば、英語圏の国、カナダなどは教員の受け入れに門戸を開いているようです。 3.教員免許 スウェーデンの特別支援学校で働くためには、特別...

7月16日発売「医療・福祉・教育・社会がつながるスウェーデンの多様な学校~子どもの発達を支える多職種協働システム」

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 1年ぶりのブログの更新です。いろいろSNSやYoutubeチャンネルも試しましたが、初心に返り、ブログを改めて書いていこうと思う夏の日です。ブログを書いていない間に行ったことはおいおい紹介していくことにし、今日は、まず、7月16日に発売になる本を紹介させてください。本の名前は、 「医療・福祉・教育・社会がつながるスウェーデンの多様な学校 ~子どもの発達を支える多職種協働システム」 かもがわ出版より、本体価格1800円+税です。 このアマゾンのリンク より、注文もできます。 スウェーデンに住むようになって21年、教育に関わるようになって17年、これまで見聞きしてきたスウェーデンの教育と福祉の様子を、8章に分けて、就学前学校から高校までを描きました。各章は独立型になっており、興味のある所から読んでいただけるようになっています。前半部分は物語風の架空の話で、後半部分では、物語に出てくる様々な支援機関や制度について説明をいれました。写真を多くし、できるかぎり、スウェーデンの教育の今を知っていただけるように書きました。 この本は、多くの方との出会いと教育をより良いものにしていき、全ての子どもと若者の健やかな成長を願う人々の思いから出来上がりました。専門職がプロフェッショナルにつながっていくことで、誰一人として取り残されることのない社会となるように願ってやみません。 多くの方に読んでいただき、こんな国もあるんだ、こんな教育もあるんだとおもっていただけたらと思います。何か質問や感想などあれば、ぜひ、こちらのブログからも。😊

新年あけましておめでとうございます

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 新年あけましておめでとうございます。  昨日見た今年初の太陽です。確か時間は12時過ぎ。日本の母に早速「初日の出」とともに「明るい明るい」と送ると、「そんなに明るいようには見えんが」と帰ってきました。😂😅 今日は、粉雪が舞い散る冬らしい日でした。  新年あけましておめでとうございます。皆様の年越しはいかがでしたでしょうか。私は、のんびりとした年明けで、夫婦そろって、勉強したり本を読んだりしていました。  1月1日は、日本の兄妹とオンライン新年会をしました。私のパートナーは、とにかく朝が弱く、スウェーデン時間10時からの参戦はあきらめ、12時からとしてあったけど、結局13時近くになってやっと人間らしくなり、みんなに挨拶ができました。兄妹4人とその家族と母で、総勢16人でした。  昨年は、コロナウィルスが猛威を振るい、思わぬ年になりましたが、今年はどんな年になるのだろうかと思います。私自身は、今年はスウェーデンにきて20年を迎える年で、一つの節目としてやりたいことがいくつかあり、地道に日常を重ねながらやっていければと思っています。  このブログも、細々とやっていると、思わぬ昔の友人からの連絡があったりするので、月に数回の更新でも続けていこうと思います。もっとスウェーデンの福祉や教育について知りたい方は、ぜひ、インスタグラム、ツイッター、Youtubuチャンネルをご覧ください。Youtubuチャンネルの今年初の動画は、 スヌーズレンの紹介 です。 今年もよろしくお願いします。

忙しかった2月とスポーツ休暇

 また、だいぶ間が空いてしまいましたが、元気になんとかやっております。スポーツ休暇中なので、だいぶのんびりして、久しぶりに友人たちと会うこともできました。2月は忙しくて、研修などで学校を開ける日が多かったうえに、国の特別支援教育専門機関での発表もあり、ばたばたしておりました。そんなことも関係して、ちょっとしたミスして自信なくし、そんな時に良い報告があり、自信を取り戻したりと。  国の特別支援教育機関の発表は、同僚と二人で行う予定が、当日朝5時15分にショートメッセージで、 「夜中に吐いたからいけない、ごめん」 と。おおー😭😰😱、泣ける。彼女おしゃべりなので、それを期待して、中作ったのはわたしだけど、当日は彼女にしゃべってもらおうとおもっていたのに、いたのにーーー。そのうえ、金曜日の打ち合わせでは、火曜日の午前の授業、なくなったから、その時に準備できるから大丈夫というので、最終手直しを当日に持ち越したのにー。のにー。 まあ、病気は仕方がないので、朝5時15分、いいよいいよといい、そこから、猛ダッシュで準備。午前の授業ちょっと入れ替えて時間作って発表内容を自分で言えるようにして、話すことよりも、時間内で、きちんと伝えるということが難しい。。。ダラダラなら話せるんだけど、25分でこの内容をとか、なると、やっぱり、きちんと練習しないと。。。 発表は少し時間オーバーで何とか終わり、ほっと一息。スポーツ休暇前の週は、会議が立て込んでいて、そのうちの一つは結構大きな会議だったので、この発表と合わせて、疲労困憊。スポーツ休暇は、ジムで汗流しつつ、友人たちとあったりして、のんびりすごしています。  次のイースター休暇までにブログ、少しは更新できるようにがんばります!では、また。

新年あけましておめでとうございます

 🎍新年あけましておめでとうございます🎍 天候が崩れるという話だったのですが、穏やかな年明けとなりました。だいぶスウェーデン人らしくなったなあと思うのは、こういう休日にすることが「散歩」になったこと。なんてことはなく、1から2時間てくてく歩きます。昔は目的がないのに歩くスウェーデン人を不思議に思いましたが、今では、何かするとなると、とりあえず、散歩は候補にあがります。  2019年、どんな年にしたいかなあと考えながら、Noteには「 ここから始めよう 」と書きました。昔から好きな言葉は「百戦錬磨」。努力を重ねて経験を重ねて、前を向いて生きていきたいと思ってきました。そんな思いもくじけそうになる40代半ば。今年は、人と比べず、気負わず、今ここからできることから始めようと思います。とりあえず、日本語維持のためにも、ブログの更新を頑張っていこうと思います。読んでくださる方がいるのはうれしいし、コメントをもらうとうれしいですが、それ以上に、日本語を話すことがあまりない私には、日本語維持の意味合いが大きいことに気が付いたブログ休止中。Noteと内容を加味しながら、スウェーデンの教育事情を更新していきますので、今年もよろしくお願いします。  皆様にとって、2019年が素晴らしい年となりますように、お互いによい年となりますように。。。 2019年元旦

年末には寄付して音楽をリクエスト?!

 スウェーデンの年末年始に欠かせないのが、募金。年末年始に限らず、スウェーデンでは、年から年中募金しており、ちょっと前は、癌のだった気が。。。その中の一つに、先週の10日に始まり、昨日終わった、 Musikhjälpen(音楽で支援) というのがあります。今年のテーマは「Alla har rätt att funka olika」で、意味を簡単に訳するならば、みんな違ってみんないいという感じで、「誰にでもその人なりに生きる権利がある。」と、貧しい国の障害者をテーマにしています。  このMusikhjälpenは、2008年に始まったもので、毎年、クリスマス前に行われており、毎年テーマを設けて、プロジェクトのためのお金を集めるということを目的としています。もともとは、Serious Requestという番組だったようです。毎年場所が変わり、今年は、南の学生の町、ルンドでした。ルンドの大広場にガラスでできた建物が置かれ、その中に、番組の進行係が3名、24時間6日間ぶっ通しで、テレビとラジオ放送を続けるというもので、記憶が正しければ、絶食?して行うとかだったと思います。視聴者から寄付を募り、寄付して、そのお礼というわけではないけれど、好きな音楽をリクエストできるというもので、今年一番リクエストが多かったのは  "Shallow" とありました。  年によってテーマが異なるのですが、今年は、障がいがある人をテーマとしており、うちの学校でもクリスマスマーケットの収益の半分を寄付しました。金曜日に市にある銀行までいって、寄付をしてきました。1400krでした。また、就労型の施設が市内に3か所あるのですが、そこもかなり がんばって寄付を募り、集まった寄付金をルンドまで届けにいったそうです。日本の24時間テレビに近いイメージの番組です。 サイト によれば、5055万204クローネ集まったとのことでした。サイトでは、いくら寄付すると何になるか知ることができて、例えば、うちの学校の1400クローネは、車いす1台分だそうです。いろんなプロジェクトで世界の多くの障がい者のために使われることを願います。

濃密な2018年の夏

 夏季休暇限定でブログを書くつもりだったのですが、最後の更新は7月19日で、しかも内容は日本で起きた事件。私のやる気はどこにいったのだろうか。最後の更新をしたころは、楽しい夏休みで、南スウェーデン、スコーネ地方を旅行していました。旅行から帰ってきて、待っていたのは、思いもよらない出来事でした。私も主人も今年の夏を忘れることは絶対にないだろうと誓えるくらいの内容で、いまだにその事件は解決しておらず。😥個人情報もあるので、詳しくは書けませんが、私たちは事件の当事者ではなく、私も主人も元気にしております。  7月終わりから濃密な毎日を過ごし、職場には14日から出勤しています。今年は、昨年からの持ち上がりの生徒4名で、アシスタントは1名交代という、なんとものんびりとした新年度であったことが救いです。仕事変わらなくてよかったと心底思いました。😭毎日順調に楽しく仕事しています。そんな様子を見たいわという方、スウェーデンの特別支援学校の様子が見たいわという方、インスタグラムに写真を載せています。がんばって、毎日更新するようにしていますので、興味ある方は、ぜひ、ご覧ください。 「sweden.education」 で探していただくと見つかると思います。  更新回数が極端に少なかったし、今年の秋学期は割と時間があるので、細々とブログ続けてみようかと思います。