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思い出の姉妹校再訪

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 前回の「 これはスウェーデンではないかなと思った日本の保育園事情 」、妹から、岐阜弁がすごいとお褒めを。岐阜といえば、世界遺産の白川郷を思い浮かべる方が多いようで、その昔、岐阜から来たというと、「まあ、あんな山奥から」といったようなコメントをいただくことがありました。といっても、私は平野部出身なので、山はそばにないところで育ったのですが。。。そんな平野部で生まれ育ったので、実は、都会のホテルに泊まるのが苦手だったりします。地震があったらどうしようかと本気で考えてしまいます。    なかなか進まない日本滞在記ですが、他の方の旅行記とか見ると、本当に感心します。写真とともに、食べたものとか紹介してあったりすると、いいなー、楽しそうだなあと思います。が、そんなマメさは私にはなく。。。今週は、夏の休暇、最後の週で、来週から仕事なので、書かなければならない原稿と真摯に向き合って、毎日を過ごしています。  妹の友達と一緒にちらっと「 放課後等デイサービス 」を見て、大学時代の友人に会いがてら「 児童心理療育施設 」みて、その間に保育園の七夕お遊戯会を見て、そして、次は、広島の姉妹校を再訪しました。日程的に、この日しかだめなのですが、訪問できませんかとお願いしたら、校長先生、教頭先生、快諾くださり、お邪魔することができました。姉妹校には、過去2回同僚たちをつれて訪問していますが、ずっと通訳をしていたため、もう一度ゆっくり見たいなあと思っていました。日本の学校は職員の異動があるので、あまり間が空いてしまうと知らない先生ばかりになってしまうので、その前にと思っていました。  前日は、尾道により、こんな景色を楽しみました。大学生の時に一度訪れたことがあった尾道、懐かしかったです。今度はしまなみ海道を自転車で渡ってみたいなあと思います。 夜は雷に大雨で、警報も出て、学校はないのではないかと心配していましたが、そんなことはなく、普通に学校やっていました。この日はちょうど学校案内の日だったので、私も見学者に交じって説明を聞き、授業を見学してきました。朝から、子どもたちが帰るまで自由に学校を見学させていただき、やはり、いろいろ聞けなかったことなどを聞けて、先生方といろいろ話もできて、勉強になりました。 学校には姉妹校プロジェクトのコーナーもありました。こう...

これはスウェーデンではないかなと思った日本の保育園事情

 日本滞在中に楽しみにしていたのが、甥っ子姪っ子の成長を眺めることでした。一番小さい甥っ子は、すぐ下の妹の子で4歳。お口が達者でごねてばかりいるので、ついたあだ名は「ごねちゃん」。ごねちゃんは、見ていても面白いし、話をしていても面白いです。  このごねちゃん、保育園の年少さんなのですが、私が日本についてすぐに「七夕お遊戯会」というものがありました。このお遊戯会に関連して、「これはスウェーデンではありえんな。。。」と思ったことがありました。以下、ごねちゃんとの会話から。。。 私:「今日保育園でなにした?」 ごねちゃん:「リバーサルした。」 妹:「お遊戯会のリハーサルやね。」 ごねちゃん:「リバーサルやて。」 と、毎日、今度の土曜日にあるお遊戯会のリハーサルをしてるようです。リバーサルらしいですが。土曜日の午前中に小学校の体育館で行われる、このお遊戯会、私もせっかくなので、見に行くことに。で、お遊戯会には、全員、「浴衣」で参加することになっているとのこと、体が少し小さいごねちゃんに合わせて、浴衣を直すことにしました。 私:「ごねちゃん、ちょっと、こっちきて、浴衣長さ合わせるで。明日お遊戯会で着るでしょ。」 ごねちゃん:「いやや。きいへん。」 私:「みんな、きてくるよ。」 ごねちゃん:「きいへん。Aくん(大好きなお友達)着るって言ってなかったし。先生もそんなこといわなんだ。」 妹:「おにちゃんもみんな着てたでしょ。みんな着てくるよ。」 ごねちゃん:「きいへん、リバーサルで着んかったし。」 と、浴衣は着る気なしで、口ばっかり達者な4歳児は、リハーサルで着なかったと、もっともらしい理由をいい、ああだこうだといいます。ま、着なくてもいいから、長さだけ合わせるかということで浴衣を直し、翌日持っていきました。みんな他の子は、家から着てきていたけど、ごねちゃんは、「着ない」というので、持っていくことに。浴衣を着て歩いている子たちをみても、着ないと。結局、先生に浴衣着ないというのでと、浴衣とごねちゃんを渡すと、さすが、慣れています、さささっと、服を脱がせて、着せてしまい、はいできあがりと。周りには、数名嫌がって泣いている子もいましたが、ごねちゃん、着せられてしまえば、なんてことはない、にこにこと座っていました。 で、私が一番驚いたのが、来ていた子...

児童心理療育施設とは

 普段フルタイムで働き、勉強もしていると、なかなか隅々まで掃除ができないので、夏の休暇中は大掃除をするようにしています。スウェーデンでも、クリスマス前に大掃除をしたり、イースター前に掃除したりする習慣はあるのですが、私は、夏の休暇中が一番時間もあって気分がよいので、この時にやるようにしています。ということで、昨日は、キッチンとバスルームの大掃除。きれいになりました。  今日は、日本で見てきた施設や学校の中から、児童心理療育施設について書こうと思います。私は岐阜県出身で、今回見てきた施設は、岐阜県関市にある 社会福祉法人、桜友会の児童心理養育施設、桜学館 です。  この施設は、2005年6月に岐阜県内初の施設として建てられました。児童心理療育施設ということで、心理的な要因により、学校生活になじむことができず、不登校やひきこもりや、いじめなどの問題を抱えた子どもたちが、一時的に、親元から離れて施設で暮らしながら、心理治療と生活指導を受けることができる施設です。近くの小学校と中学校の分級という形で、正規の義務教育を受けることができるように設置された特別支援学級が敷地内に併設されており、子どもたちは、衣食住を一体化させた総合環境療法というものを受けているとのことです。  私はこういった施設があることを知らず、前回帰国したときに大学時代の友人から聞きました。2005年にできたとあるので、私がスウェーデンに渡った後にできた施設ということで、時代の流れの中でできてきた施設なのであろうと思います。県内唯一のこの施設、全都道府県に作られるように国から指示があったということですが、いまだにないところもあるようです。  施設内の印象は、家庭的な雰囲気が漂っていて、病院のような感じはせず、温かみを感じました。3回建ての生活棟には4ユニットあり、各ユニットは12人定員ということでした。ただ、12人だと少し多いと感じるようで、状況に合わせて定員よりも少ない人数の場合が多いそうです。今回もだいたい8人程度ということでした。部屋は、個室2部屋二人部屋2部屋4人部屋一部屋になっており、2人部屋を一人部屋に直したりして、できる限りプライベートを重視していることもわかりました。部屋には漫画などもあり、少し物が少ない普通の子どもの部屋という感じでした。浴室は3部屋あり、自分で入り、洗濯も...