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PODDを学んだヨーテボリ研修

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 マイナス10度前後の寒い日が続いたかと思ったら、春のような陽気になり、体調を崩す人が増えるのではないかと心配しています。今週は、久しぶりに2泊3日でヨーテボリに研修に行ってきました。コミュニケーショングループというグループがあるのですが、そのメンバー4人で行ってきました。  火曜日の午後、電車でヨーテボリに向けて出発し、夜19時半にはホテルにチェックインし、早速みんなで夕食。プライベートなことから、仕事のことまで、ありとあらゆる話で盛り上がりました。水曜日、木曜日と2日間の研修で学んできたのは、PODDと呼ばれるコミュニケーションシステムです。 PODD (ポッド)は、オーストラリアの教育者、ゲイリー・ポーター(Gayle Porter)によって開発された絵を用いたコミュニケーションシステムで、英語では、 Pragmatic Organisation Dynamic Display と呼ばれ、この頭文字をとってPODDと呼ばれています。彼女が障害を持った子どもたちに使い始めたのは、約30年ほど前だと聞きましたが、それから試行錯誤が繰り返され、ここ数年、北欧に広がってきたもののようです。私が最初に知ったのは、昨年の秋頃で、ストックホルムのハビリテーリングで1回研修を2時間ほど受けました。今回は、2日間、基礎的な知識を得るというもので、想像以上に興味深いものでした。簡単に説明するならば、以下のように絵がその意味と一緒に並んでおり、これがカテゴリー別に組織的に並んでいることによって、いわゆる言語の習得が難しい子供でも会話をすることができる、言語発達が促せるというものです。 こんな感じで、絵とその意味が書かれているコミュニケーション本です。   こんな9つの絵が並んでいるものが、最初の段階で使われるものです。 (現在は、12の絵が並んでいるものを最初の段階に使うように進めているとのこと) 使い方を簡単に説明すると、最初のうちは、会話の援助をする人が指を指し、どの絵を指しているかを確認していき、例えば、何かが欲しい場合は、真ん中の列の一番上の絵を指差した時に、子供がYesの反応をし、次に、その絵の右上にある11番のカテゴリーのページに移り、そのページの絵の中にあるものを順番に見せながら、何が欲しいのかを会話していくというもの...

新年にあたり、挨拶を。。。

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  新年あけましておめでとうございます 新たな年を迎えて、二日目。年賀状もクリスマスカードもたいして出さない私は、「あけましておめでとうございます」の挨拶が出来るうちに、ブログやSNSに新年の挨拶を書かなくてはと焦っております。今年は、友人宅で新年を迎えました。スウェーデンでは、多くのヨーロッパ諸国同様、1月1日になったところで花火が上がりますが、友人の「今年は花火が多い、みんな経済的に潤っているんだろうね。」という言葉が印象的でした。  2015年を振り返ろうと思い返す努力をしてみた、年末。大きな出来事としては、やっぱり、同僚たちを訪れた広島の姉妹校訪問。深い思い出になりました。あとは、母がスウェーデンを訪れたので、一緒に回ったヨーロッパ旅行も思い出深いです。あとは、家の1階が下水に浸かったことかなあ。未だに1階は使えず。。。昨年は、第1教諭になって、仕事が増え、年末もいろいろと考えました。そんな2015年を後にして、迎えた2016年。どんな年になるのかなと思っております。結婚をしたときに親友がくれたカードの詩をよく思い出します。  昨年は、この詩を噛み締める時が何度かあり、平凡な何もない普通の日に感謝し、穏やかな日々を望むようになったのは、年を少し重ねたせいだろうと思います。テレビでは、今年の抱負をいかに達成するかというような話をしており、今年はどんなことを目標にしようかと考えています。未だに目標さだまらず。とりあえず、ブログを定期的に更新できるようにしようと思います。何せ、日本語を使わないので、ブログを更新しないと日本語で考えて、書く力がドーンと低下する。。。こんなブログですが、スウェーデンや日本の教育に興味のある方と交流できればと思います。今年もよろしくお願いします。