先週は金曜日が研修の代休で休みだったので、3連休でした。オンラインの研修やセミナーに参加して、本を読んでと、ゆっくりできました。そして、今日、月曜日。学校で大騒ぎになっていたのが、
来年度の予算、大幅削減
のニュースでした。スウェーデン、教育と福祉は地方自治体が責任を持っています。医療は、都道府県レベルでレギオンといい、教育は、コミューンといいます。で、このコミューンが、来年度の予算をものすごくカットしたという話。昨年度は前に勤務していたコミューンが同様のことをしてました。校長曰く、どこのコミューンも軒並み、予算削減で、傾向は変わらないと。この点は、私も同感。おそらくスウェーデン中同じ傾向のような気がする。
スウェーデンの学校は、学校法が適応されており、外枠の部分は国が法律を通して担っているのですが、中身の予算やどうやって運営するかなどは、各地方自治体と学校に任されており、国からの支援予算は、地方自治体に降り、それが地方自治体で市内の学校に細分化されるという仕組みになっています。そうなると、求められることと、できることの間にギャップが大きくでき、この溝が毎年毎年大きくなっているように感じます。今回の大幅削減も、国の学校への特別予算を組み込んであるはずなのに、それがコミューンを通したら、もらえなくなったとならなかったとか。これに加えて、特別支援学校は生徒が6名卒業するので、大幅に生徒が減ること、近くの私立の学校が新しいクラスを作るので、恐らくそこに生徒が流れてしまうことなども関り、来年度は大変な予算削減に。
どうなるのかなあ。とりあえず、各労働組合が動き出し、今後の対応が決まっていくのですが、あまり期待できそうになく。。。
先週、私立の学校に配布される生徒一人当たりの予算を10%前後とかで削減し、公立学校のほうが多く配分されるようにしたらという案がでていました。これも、実際に働いていると、見える実態に、私立はやはり生徒を選ぶ傾向があり、公立は全ての生徒を受け入れなくてはならず、私立に行ったけどついて行けなくて戻ってくる子もいるし、様々なバックグランドの子たちに対応していくのは大変だし、年によって生徒数も変わるし、様々な面で多少予算が変わってもいいかなあと。この陰にはやっぱり私立の学校が利益を計上しているというのも大きいとは思うけど。
今後の私立の学校に関する展開は見逃せないところです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントをありがとうございます。