引き続き、フィンランドとスウェーデンの学校の違いを書いていきます。①を読みたい方はこちらをクリックしてください。
子どもたちの学校生活についても少し書かれていました。
子どもたちには、月曜日から木曜日まで宿題が出るそうです。そして、学校はたいていの場合、午後の14時には終わるそうです。14時に終われば、十分に放課後の自由時間がとれ、運動をしたり遊んだりできるでしょうねえ。
恐らく、14時以降必要な子どもには学童保育が用意されているだろうし、子どもたちの生活は十分に余裕のあるものだろうと想像します。宿題が木曜日までというのも面白いですねえ。
(すべての学校がそうではないかもしれないし、多少違っているところがあるかもしれません。)
スウェーデンの場合、宿題はかなり先生によって個人差があるように思います。宿題と一言でいっても、どんな内容かにもよるので、このあたりは詳しくは比較できないですねえ。学校の終了時間にはあまり差がないように思います。高学年になるとスウェーデンでは、もう少し長い時間やっているとは思いますが、この新聞の記事でははっきりと学年など詳しく書いていないのでこちらも比較しにくいです。ただ、どちらにしても、学校の時間は明らかに日本よりも少ないと思います。低学年などは12時に終わったりしますしね。3年生でも金曜日などはかなり早い時間に終わります。
あとは、補習授業の充実があげられていました。フィンランドでは、きちんとしたシステムが作り上げられており、それにより、進度の遅れている子どもを取り出して援助し、早いうちにその遅れを取り戻すことができるシステムがあるとのことでした。
残念ながら、これは明らかにスウェーデンは遅れています。遅れている子どもを助けるシステムが確立できていないし、補習授業も十分にできていないために、9年生で卒業するときに到達目標に達していない子どもがたくさんいます。ある市では、それが50%もだったとかって、昨日もニュースになっていました。
この前、日本から来てくださったお客様が、フィンランドで研究をされている方で、興味深い話をしてくださいました。フィンランドの低学年のクラスでは、クラスを半分に分け、(確か、、、)隔日で12時までの日と14時まで授業をする日に分けてあり、午後は少人数で勉強をするとのことでした。いいシステムだよなあと思いました。低学年はたいてい12時くらいで終わるので、その終わる日を変えることにより、少人数での授業が可能になるのだから、やりやすいよいシステムではないかと思ったのです。これも、補習授業のシステムの中の最も初めのものであるのだろうと予想します。
あんまり子どもの生活自体は代わりがないように思うのですが、ちょっとした工夫がされているのがフィンランドだなあと思いました。このちょっとが大きな差を生むんだろうなあ。。。。
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