まとめ記事(作成中) リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 投稿数がかなり増えて、知りたいことがすぐに見つからないということも多いかなと思いまして、まとめ記事を少しずつ作成していきますので、ご活用くだされば幸いです。スウェーデンのインクルーシブ教育についてスウェーデンの学童保育について リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
本で知ることができない、スウェーデンのインクルーシブ教育とは【2017年版】 この投稿は、2017年2月26日と27日 のものを更新して、再投稿しています。 2022年7月16日に、初の単著 「医療・福祉・教育・社会がつながるスウェーデンの多様な学校~子どもの発達を支える多職種協働システム」 を刊行。是非ご一読を😊 このブログで、最も多くの方が読んでくださった投稿の一つが、この「スウェーデンのインクルーシブ教育」についてです。今の情報に書き直すのも一つかなと思ったのですが、インクルーシブ教育の変遷として、この投稿をオリジナルで残しながら、読みやすい形に直し、「2017年」とタイトルに入れることにしました。情報は、2017年現在のものになります。最新の2022年情報も今後新たに投稿したいと思います。 1.スウェーデン語のインクルーシブ教育とは スウェーデン語で、インクルーシブ教育のことを 「Inkludering(インクルデーリング)」 と呼ぶのが一般的です。インクルーシブ教育の行われている学校を「Inkluderande skola(インクルデーランデ スクーラン)」と呼んだりします。 2.スウェーデンのインクルーシブ教育の定義とは どんな学校のことをインクルーシブ教育と呼ぶかというと、 2013年に出された特別支援教育専門機関 によれば、 様々なレベルでの帰属感、共通意識がある たった一つのシステムであること(「普通の」生徒と「そうでない」生徒に分けたシステムでないこと) 共通、同等の民主主義があること 生徒たちの参加があること 「違い」が良いものとして捉えられていること とあります。 上記のことが普通のこととして行われている学校がインクルーシブ教育を行っている学校ということになります。 3.スウェーデンの学校はインクルーシブ教育を行っているの? 実際にスウェーデン中がこういう学校なのかというと、「そうです」と即答できない難しさがありますが、スウェーデンのインクルーシブ教育は、 一人一人の子どもが持っている能力を最大限に伸ばすことができる、学びと発達の権利を保障したインクルーシブ教育の形 であると思います。しかしながら、特別支援学校があり、知的障害があるかないかによって分離されたうえで、親の希望により、基礎学校の学びが提供されていることや、特別学校という聾・聾重複の学校がある(盲学校はない。)ことにより、... Read more »
スウェーデンの学童保育って、どう?! この投稿は、2018年7月7日のものを更新して、再投稿しています。 2022年7月16日に、 初の単著「医療・福祉・教育・社会がつながるスウェーデンの多様な学校~子どもの発達を支える多職種協働システム」 を刊行。是非ご一読を😊 スウェーデンの学童保育の紹介をします。主な内容は、 スウェーデンの学童保育の名称 スウェーデンの学童には、何歳から入れる? スウェーデンの学童保育、有料、無料? 特別支援学校にも学童はあるの? 学童の時間はどうなっている? 学童で働く人って、だれ? 学童保育のカリキュラム? 学童保育の教員免許 スウェーデンの学童保育の名称 スウェーデンの学童保育は 「Fritids、Fritidshem」 と呼ばれ、発音は「フリーティース、フリーティスヘム」となります。スウェーデン語の意味は「自由な時間」みたいな意味なので、「余暇、学校がない自由時間の時の家」みたいな感じになります。 スウェーデンの学童には、何歳から入れる? スウェーデンの学童保育は、義務教育になるとは入れます。義務教育は6歳からはじまるので、それまでは、就学前学校(日本の幼稚園・保育園などにあたる)に通い、基礎学校と呼ばれる小学校に入学すると、希望すれば学童に入れます。夏休みが終わる直前、新学期が始まる前の場合が多いように思いますが、6歳で初めて学校にやってくる子ども向けの学童の受入日があり、多くの新入生がその日にやってきて、学童に通い始めます。対象年齢は、12歳までになります。 スウェーデンの学童は有料?無料? スウェーデンの学童保育は、有料です。各基礎自治体が定めた「最高額で払う金額」が決まっており、収入に応じて、利用料を払います。各自治体によって多少差がありますが、支払うとしても最高で日本円2万円くらいが一般的なようです。収入がない、低い場合は、支払いは生じません。 特別支援学校にも学童はあるの? 特別支援学校にも学童保育があります。基礎学校同様に学校内にあり、学校の規模によりますが、基礎学校とは別のチームで運営している場合が多いです。同じ学校内にあるので、子どもの人数が減る時間や特別な日の学童では、合同という場合もよくあります。特別支援学校の学童は、学童保育の対象年齢に当たらない児童生徒もいて、その場合は、異なる社会福祉法によって、学童を利用します。... Read more »
スウェーデンの保育は無料か? 日本で幼児教育・保育無償化となると知りました。教育の無償化はよいことであると思うのですが、すべての子どもが平等に健やかに成長するために享受できる改革ではないのではないのかと思いました。日本のように就学前教育の種類や形態が、保育園、幼稚園、こども園、認可、無認可などと複雑化していると、無償化にといっても問題が多くあるのだろうとも思います。 スウェーデンは、働く保護者や学生の保護者などに対して地方自治体となるコミューンが必要な保育を提供することになっていますが、保育は無償ではありません。入園は基本的に1歳からで、保育料は最高限度額が決まっており、保護者の収入に応じて支払います。無料で保障されている幼児教育の部分は、3歳から525時間と決まっており、この部分は無料です。 私がスウェーデンの就学前学校で働いていたのは、もう10年も前になりますが、そのころから、朝から晩まで子供を預ける親が時折問題になっています。スウェーデンの就学前学校の場合、主となる活動時間は9時から15時なので、この時間以外の保育は基本的に本当に必要な人のみが使うものであるという考え方があります。なので、あきらかに片親が家にいる場合などは、表立っていうことは少なくとも、職員間ではかなりいろいろと話題に上ります。お金を払っているのだからどれだけ預けてもいいだろうという人もいるかもしれませんが(あまりスウェーデンでは聞いたことがないですが)子ども一人の保育と教育にかかる年間料金からすれば、本当に微々たる料金しか払っていませんし、スウェーデンの場合は、これ以外に徴収されるお金は発生しないとすれば、必要なときのみ必要な人が利用するのが原則でないと、有限である税金という財源をもってして運営していくことは不可能となります。 これに加えて、スウェーデンには、子どもが小さい頃はできる限り親と一緒に過ごすことが良いという考え方が浸透しており、親は、子育てと家族を優先することが当然となっています。病気看護休暇も充実していますし、子どもが小さいうちは、フルタイムの仕事を75%にすることもできますし、様々な政策がとられており、保育と教育、仕事などのバランスがとりやすいようになっていると思います。 遠いスウェーデンから日本の幼児教育、保育無償化の話を聞くと、財源は有限であることと平等という観点が少し... Read more »
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