2018年10月7日日曜日

ハビリテーリングの特別支援専門教員

 
 前回から間が空きましたが、ハビリテーリングの特別支援専門教員の話を少し。ハビリテーリングの仕事は、実は私もいつかついてみたいなあと思っている仕事の一つ。その昔は人気があって、なるのが難しい仕事でした。しかし、ここ数年、教員の給与があがり、同じ専門職でも、学校で働くか、ハビリテーリングで働くかでかなりの給与格差が出るようになり、最近はなり手が少ないという話。このことは、フェイスブックのグループでも話題になって、下手すると5000クローネから10000クローネくらい変わってくるので、そうなると、なかなかなる人がいないらしい。

 で、あるハビリテーリングでは、特別支援専門教員を配置無しことにしたとか。なんど、募集をかけても、応募はあっても、給与で折り合いがつかないので、ついに雇わないことにしたと。日本の都道府県区分にあたるラーンスティングはお給料が良くないことで、とにかく有名。ハビリテーリングもその管轄なので、今後も給与が上がる見込みは少ない。残念だなあ。

 これに輪をかけるような裏事情を教えてくれたのですが、給与が担当件数、訪問件数に比例するらしい。何件受け持って、何件訪問したか。でも、これって、不平等だと思う。うちのあたりを担当する場合、行きかえりに2時間かかってしまうために、1日に回れる件数に限りがあり、そういうことで給与が変わるって、どうなんだろうか。なんだか、彼らのおかれている状況の大変さをおもうと、同情してしまいました。それでも、心理学者にソーシャルワーカー、PT、OTなどが集まった専門集団で働くことは魅力的であると、働きたいというかたも大勢いると。こういう専門職は、うちの生徒たちにとって、とても重要なので、なんとかそれに見合う給与と労働環境をと願うばかりです。

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