教員組合の特集記事に現在のスウェーデンの現状が載っていたので、紹介しようと思います。*元は学校局より
スウェーデンの学校教育形態別の総数
- 幼稚園・就学前施設:9774園、うち2668園が民営
- 義務教育学校・小中学校:4845校、うち827校が私立
- 高校:1303校、うち443校が私立
- 幼稚園・就学前施設:493,609人
- 就学前クラス・6歳児教育:116,312人
- 義務教育学校・小中学校:985,620人
- 一般の義務教育の特別支援学校:9774人
- 特別な特別支援学校:553人
- 高校:323,141人
- 特別支援学校の高等部:6410人
- 成人のための特別な教育:4245人
- コミューンの成人教育:216,251人
- 外国人のためのスウェーデン語教育:124,750人
教員一人に対する児童・生徒数(2015年秋学期)
- 幼稚園・就学前施設:先生一人に対して、子ども5,2人
- 義務教育学校・小中学校:先生一人に対して、子ども12,2人
- 高校:先生一人に対して、生徒11,9人
- 幼稚園・就学前施設:133,500スウェーデンクローネ
- 学童保育:34,900スウェーデンクローネ
- 義務教育学校・小中学校:97,700スウェーデンクローネ
- 一般の義務教育の特別支援学校:488,000スウェーデンクローネ
- 高校:112,400スウェーデンクローネ
- 特別支援学校の高等部:398,600スウェーデンクローネ
- コミューンの成人教育:45,200スウェーデンクローネ
- 外国人のためのスウェーデン語教育:39,000スウェーデンクローネ
各教育に対する生徒数に関して言えば、幼稚園と学童をのぞき、無料でこれらの人々に対する教育が行われているということは、改めてすごいなあと思います。教育批判も多くされますが、国の教育に対する姿勢という面で見れば、やはりスウェーデンは一目おくべき国であるように思います。コミューンの成人教育は、移民の方も多く入っているだろうし外国人のためのスウェーデン語教育は移民の方のものなので、自国民ではない人もたくさんこの国の教育システムの恩恵を受けていることになります。
あとは、やはり教育予算。私が働いているような特別支援学校は予算が多く降りているとは聞いていますが、小中学校に比べると約5倍の予算が出ており、やはりお金がかかっているんだなあと思います。実際に働いていると、結構文句も多いし、問題も多いのですが。
この政治週間には各党いろんな案を出してくるので、興味深いです。一番の注目は移民問題であるように感じますが、教育に関しても例年通り、注目されている分野ではあるので、多少新しいアイデアが出ています。たとえ与党であっても過半数を持っていない今、どの案も実行されるかどうかはわからないのですが、そういう考え方をするのかと私など日本と比べながら、思うことがいろいろあります。この政治週間に関して、今年は、テロの心配もされましたが、今の所大丈夫のようです。何事もなく、良い天気で残り半分終わると良いと思います。
読んだ新聞の記事:Återupprätta Sverige som kunskapsnation, DN, annons från lärarförbundet, 2016-07
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