なかなかブログの更新ができずにいますが、元気にしてます。いよいよ2週間後に迫った日本週間の準備もだいぶめどが立ってきました。もうひと頑張りです。今週は、スポーツ休暇なので、少しのんびりできています。月曜日は休みだったけど、やり残した仕事をしに学校にちらっと行ったら、アシスタントたちに休むように言われ、火曜日は、主人と一緒に映画館の入ったショッピングセンターに行ったら、ちょうど映画を見に行きていた生徒とアシスタントに会い、「なかなか休めないわねー」と言われ、大笑いです。
さて、今日は転職について。母親は父親に比べると転職を諦める傾向にあるという記事が載っていました。私も今の学校に勤めて長いので、最近はちょくちょく求人を見たりしています。転職によるキャリアアップというよりは、公務員の私たちの場合、お給料を効率よく上げるためという感じです。一度働きだしてしまうと、毎年お給料が上がるといえども、微々たるものなので、転職が最も効率よくお給料を上げる方法なのです。
ユニオンという組合が行ったアンケート調査の結果によると、約三分の1、37%の母親は、現在の職場にとどまるのが最も確実で、転職を控える傾向にあるとあります。男性の場合は、四分の1だったとあるので、女性の方が転職を控える傾向が強いのですね。これとともに興味深いのが、10人に1人は、現在の職場が子育てに適していないため、転職を強いられているという結果です。転職したくなくても、転職しなければいけない人もいれば、転職したいけれど、現職にとどまっている人もいるのでしょうね。
スウェーデンほど、女性の社会進出が進み、男女平等が叫ばれている国であっても、3人に1人の女性は、育児休暇は自分のキャリアにネガティブな影響を与えると答えているのも印象的です。男性の場合は、16%の人がネガティブだと答えたそうです。あと、女性の方が男性よりも、育児休暇中の給与交渉に問題があったと答えています。一応法律では、育児休暇中でも他の人と同様に給与交渉があり、上がるはずなのですが、そうではないのが現実で、この点に関しては年に何回かメディアが取り上げています。女性の方が男性よりも育児休暇を長く取得する傾向があるので、こういう結果もうなずけます。
また、子育て中に労働時間を減らした(フルタイムは週40時間なので、30時間労働など多少減らす)のは、母親が48%、父親が19%とあり、やはり子育てと家庭、仕事を両立させるために、多くの人々が必要だと感じているのでしょう。こう言った労働時間をフレキシブルに変えられるところはスウェーデンの良いところだと思います。
調査によって明らかになったポジティブな点としては、10人のうち7人が自分の労働時間に対する影響力を持っていると回答した点で、例えば、会議は幼稚園の送り迎えに引っかからないように早朝や夕方を避けることができるとか、自宅から仕事をすることができるとか、子どもがいても働きやすいように自分で労働時間を計画できるのは大きいことだと思います。今後重要になってくるのは、上司、役職についているような人々が積極的に育児休暇を取ったり、子どもが病気の時に休暇をとったりして、良い見本となることが重要とあります。育児休暇を取っても、子育てをしていても、働きやすい職場環境は重要であると思いますが、そのためには、もっと知識を得ることも重要です。どんなに理解をしているつもりでも、なかなか難しいんですよね。実際は。
こうした調査によって、現状を振り返り、少しずつ父親も母親も、子供を育てながら、働きやすい社会になっていくことが重要であるのだろうと思いました。
読んだ新聞の記事:Mammor vågar inte byta jobb lika ofta, DN, 2016-02-24
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