2016年3月19日土曜日

紙飛行機大会で幕を閉じた日本週間

 今年度の日本週間が無事に終了しました。今年は、日本人の参加者が多く、総勢10名!今までの日本週間で最多となりました。参加してくださる方が多いということで、当初の予定とは少し内容を変えて行いました。

 最初の日は、習字のコーナーと茶道と折り紙のコーナーを日本人の方でスウェーデン語が話せる方にお願いし、お手伝いに2名の日本人の方が各コーナー入ってくださいました。それに加えて、空手ができるという方が参加してくださったので、空手のコーナーを行い、私が広島の平和公園にある「アオギリの歌」についての授業を行いました。

 二日目は、空手のコーナーの代わりに毎年大人気の紙相撲のコーナーを行いました。あとは、1日目と同じです。この辺りまでは当初の予定であったため、この2日間の参加者がいちばん多かったです。

 三日目は、2名の方が参加してくださり、鏡餅を紙粘土で作るコーナーとどら焼きなどの日本の味を体験出来る家庭科のコーナーを行いました。鏡餅は、日本の姉妹校が送ってくれたのを見て、同じものを作ることにしました。家庭科のコーナーは、6月に行われるオープンハウスで作って出せるようなお菓子ということで3つ紹介しました。ちょっと準備不足で手伝ってくれた方には、お世話をかけました。この日は、午後、小学校の学童で折り紙を教えました。

 四日目は、最終日。午前中は、ヨーヨー釣りとカレーのコーナー、坊主めくりコーナー、かるたコーナーをしました。坊主めくりは、姉妹校が送ってくれたもので、人気があったようです。かるたは、私がスウェーデン語のアルファベット版を作り、遊びました。どちらも楽しかったようです。ヨーヨー釣りとカレーは日本から持ってきてくれた方がいたので、使うことに。ヨーヨー釣りみんな楽しそうにやっていました。上手にヨーヨーをつすると光るので、楽しそうでした。カレーは美味しいと人気でした。この日の最後は、紙飛行機大会。みんなで体育館に集まって、まず、歌を歌い、それから最初に2日間でおった紙飛行機を投げました。 

 多くの方のお手伝いをいただき、今年の日本週間も大成功に終わりました。子供達が普段見せない姿がたくさん見れたと先生方もすごく感謝されていました。いつもは、活動の移動に時間がかかり、参加できない子も進んで参加していたり、逆に活動が楽しすぎて、終わりが来ても移動できなかったり。35分で設定してある活動時間、うちの子達には、長めなのですが、みんなよく頑張って集中してやっていました。三日目、四日目になると登校してきた生徒が日本人の方はどこにいるかと聞いたり、探したり(笑)。ヨーヨー釣りでは、自分の好きなヨーヨーを最初に見つけて、それをこよりに引っ掛け、水に浮かべて釣るという「技」を意外な生徒が自分で考えてやって見せたり。いつもは絶対一緒に静かに座っていることができない生徒同士が日本人の方と一緒に座ってじっと活動に参加したりと、数え切れない生徒の一面と成長を見ることができました。これも、遠くからわざわざ参加してくださった皆さんのおかげであると思います。うちの学校の生徒たちには、こうした人々との出会いが大きな経験となるのであると感じました。


 今年は参加者が多かったのですが、どの方も教育、特別支援教育にたいへん興味のある方で、たくさん質問をしてくれて、よく勉強しているという印象を受けました。いつもは遠方から参加される方は私の家に泊まっていただくのですが、今年は、私の家がリフォーム中で部屋数が足らず、他の先生にもホームスティホームスティいただきました。そちらも好評でした。参加をしてくださった方々、日本から贈り物を送ってくださった方、本当に、本当にありがとうございました。

 

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