2015年3月2日月曜日

子供にとってもっとも危険な場所は・・・

 子供にとって最も危険な場所は、どこなんだろうか。スウェーデンでは、1970年代と比べると交通事故などで亡くなる子どもの数は激減し、その当時の約400人から、現在ではここ数年年間70人ほどにとどまっています。これは、多くの対策がとられた証であると思います。

 これに対して、怪我などで緊急病院にかかる子供は、年間約17万人。重い怪我などで入院を必要とするようなものは減っているそうですが、10人の1人割合で緊急病院に駆け込んでいるそうです。これらの子どもの怪我はいったいどこでおきているかというと、最も多いのは、家庭で、上記のうち、約5万4千件が家庭で起きているそうです。道路などで起きるた件数は、1万9千件、暴力などにあったのは1600件とあります。

 家庭での事故は、保護者や周りの大人が注意することで防げるものも多くあり、記事の中には、対策も幾つか上がっていました。

  • 年に何回は、家庭の環境を点検し、危険がないかチェックする。
  • 幼児、子供は、常に目を離さない。
  • 階段には柵をつける
  • 電気のコンセントはカバーをつける。
  • 手や足などを挟む可能性があるところは、防ぐ。
  • 窓止め。
外では、側溝や井戸、プールなど危険性のある箇所をチェックすることとあります。

 子どもの危険というと、外で知らない人に連れ去られるとか思い浮かびますが、こういった家庭内でのちょっとした事故もたくさんあるんだろうなあと思いました。大きな怪我にならないとは限らないこういった事故、防げるものなら防ぎたいと思います。

 スウェーデンの学校では、学校環境に関して様々な面で毎年チェックが行われます。会議でも「労働環境」は大きなテーマ。年に数回ある上司の話し合いで、この環境について話が出ると、最初のうちは何をいっていいのかよくわからなかった私ですが、最近ではだいぶ慣れてきました。いろんな意味で環境、大事にしたいですね。


読んだ新聞記事:Hemmet farligaste platsen för barn, DN. 20150228

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