日本から戻り、ちょっと天気が崩れているためか、「もう秋なのか」と着る服を悩む毎日です。外国に住んでいると、日本に戻ったら「これを食べよう」とかいう感じで、食べたいものがあります。私は、帰ったら必ず「みたらし団子」を食べます。昔からの大好物なのです。実家の母やお義姉さん、妹たちからも何か食べたいものがないかとよく聞かれたのですが、あんまりパッと思い浮かばない。人が食べているものを見ては、ああ、ああいうの食べたかったとか思うくらいで、この年になると、人に作ってもらって、上げ膳据え膳で食べられるものは、なんでもありがたく、おいしいと思ってしまいます。
人それぞれだと思うのですが、私はあまり日本に長く、定期的に帰国する習慣がありません。子どもがいる方などは、長期の休みを利用して、親と孫が一緒にすごせるようにということで帰られる方が多いのですが、そんな必要のない私は、なんとなく、帰国せず。経済的な理由というわけでもなく、時間的な理由というわけでもなく、ただ、なんとなく。。。元来の怠け者で、だらだらとごろごろという言葉をこよなく愛しているためでしょうか。。。ということで、今回のように1か月も帰国するなんて驚きで、誰が出した案かといえば、うちの主人がだしたもので、まあ、そうするかと重い腰を上げたのです。
結果、帰ってよかったなあと思います。その中でも印象的だったのが、滞在半分を過ぎたころから、「帰ったら、あれ食べよう」とか思い出したこと。こんなに食のおいしい国にいるのに、なんでだろうねーと思ったくらいです。特に食べたかったものは、ヨーグルトとチーズ。チーズなんか、普段そんなに好んで食べないのにね。不思議です。
もう一つ、印象的だったのが、自分の立ち位置を思い出したこと。今回は一人で1か月ということで、友人や知人に多く会うことができたし、家族と過ごす時間も多く持てました。でも、私は昔から、人気者ではないけれど、嫌われ者でもない感じで、自分の中でも「来るもの拒まず、去る者追わず」みたいなスタンスで人付き合いをしてきました。でも、スウェーデンにきて、友達を一から作ることになり、職場ではスウェーデン人の同僚とそれなりに付き合うようになり、無理をすることも多々ありました。なので、今回の帰国で、友人たちと会い、自分ってこんな立ち位置にいたっけーと思い出しました。それがとても新鮮で。
外国人と結婚することや外国で仕事をすることは、もう珍しくもない時代で、自分が特に変わっているとは思わないのですが、こういうことに今頃気が付く私は、ちょっと鈍いのだろうと感じました。鈍いから、図太くやってこれたのかもと思うのですが。。。
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