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発達障害を持ったパートナーと暮らすコツ

 夏季休暇に入り、朝ゆっくり起きるようになり、「ああ、休みなんだ」と思ったりしています。溜まっていた書類を整理したり、読みたい本を出してきたりして、休みを満喫中。本当なら、外で満喫したいところですが、花粉症がひどく、特に雑草の花粉に弱いので、今はちょっとでも外にいると身体中痒くなる感じで、ちょっと残念です。  昨日から始まった新しいDNのシリーズ「発達障害と対人関係」が興味深いです。第1回目は「パートナーと障害」と題されていて、パートナー共にADHDという方が登場。二人が一緒に暮らしていくためのルールが紹介されていました。 日曜日(日曜日がダメな場合は、土曜日か金曜日):翌週の調整と計画を立てる。 掃除:1週間に1回、一緒に掃除をする。 皿洗い:自分で使った食器は自分で洗う。一緒に夕食を作った時は一緒に洗う。 喧嘩:1週間に1回、お互いに納得できないことを話し合う。(水曜日の18時と決まっている。) 一緒に過ごす:1週間に1回デートをする。映画を見に行ったり、ランチを食べに行ったり。。。  ADHD(注意欠陥多動性障害)の障害を持っていると、日常生活で普通に行っているようなことを計画して実行することが困難である場合が多くあります。いつも思うのですが、日常生活と簡単に言うけれど、実はかなり複雑で、服を洗って干してタンスにしまうとか、冬の服は片付けて夏服にするとか、ボタンが取れたらつけるとか、新しい服を買うとか、夕食のメニューを考えるとか、材料を買うとか、予算に合わせてお金を使うとか、ゴミを出すとか、掃除をするとか、期限までにお金を払うとか、数えだしたらきりがないくらい色んなことをしなければいけません。一人でするのも大変だけど、パートナーがいれば、一緒に暮らしていくことも実はとても大変です。  記事では、女性の方がADHDで、男性の方はどちらかというと ADDとあります。パートナーの片方が障害を持っていれば、持ってない方が、かなりの部分を背負ってやっている場合が多いと書かれています。障害の有無にかかわらず、夫婦というのは、お互いに補いながら生活をしていると思いますが、どちらかに過剰に負担がかかるのは、大変です。しかし、この方たちのように、両方が障害を持っていれば、お互いの状況が理解できる反面、実際に関係を維持していくのは、やはり大変であると...

スウェーデンの文化を考えさせられた出来事

 学期末の忙しい時に起こった出来事について、すごく考えさせられたので、ここで書き記しておこうと思う。いろんな考え方があるので、私の考え方が間違っているとも相手の考えが間違っているとも思わないけれど、イラっときたのは確かであり、おそらく、これは文化の違いよるものであろうと思う。  話の始まりは、とある金曜日。高等部の生徒が揃って近くの島に遠足に行くことになっていました。しかし、天候がイマイチなので、ピザ屋さんで外食をするということになりました。生徒に関わった全ての職員が同行できることが望ましいということで、職員の配置換えをし、8名の生徒全員と職員で無事に外食をして良い1日が終わりました。ここまではなんてことがない話なんですが、続きは、翌週の月曜日に。  月曜日は、他のクラスが年度末ということで同じようにピザ屋さんに外食に行くことになっておりました。もちろん、生徒に関わった全ての職員が同行できるように配慮をし、そのために、私のクラスは、職員の人数が足りないということで、 10時15分にランチを取りに行き、 ランチを生徒と職員に届け、 11時に遅れてくる生徒の受け入れ準備をし、 12時に職員が一人減るので、その対応を考え、、、 翌日に控えた卒業の日の準備をし、、、 と、もう一人の先生と1日の準備に追われているところに、外食に行く予定だったクラスの担任がやってきて、 「生徒が二人休んだから、代わりにピザ屋に行ける生徒はいないか。貸してもらえないか」 と。私、残念ですが、切れました。生徒二人休んだということは職員が二人余分にいることになり、その方たちがピザ屋に行くためには生徒が必要であるということまでは理解できますし、スウェーデン語でいわゆる「trevlig」なのはわかりますが、代わりに行く生徒の学校での学習はどうなるのでしょうか。どこに生徒の立場からもの事を考えた視点があるのか。。。 結局、私は金曜日に行ったのだから、生徒は予定された授業を受けると断ったのですが、不服に思った職員がいましたし、いろいろ言われました。理由に自分たちは職員全員揃って行ったんだからと言われて、なお、がっくし。生徒が二人休んだのは私の責任ではないのだし、生徒が休んでいたら、私たちも揃ってはいかなかっただろうという発想は生まれない。。。 ちょっとした出来事...

今年度を振り返って

 今年度の勤務も残すところ月曜日のみとなりました。しかしながら、1日でやり終えることができるのだろうかというほど、仕事が残っております。今日は研修日だったので、1日会議でした。本当なら、ちょっと行ったところにある島で行う予定だったのですが、その島には15分ほど自分たちで漕いで船で行かなくてはいけないということで、天気が悪いのはちょっとということになり、同僚のうちで行いました。でも、私は頭痛に悩まされてあんまり楽しめませんでした。もともと、こういう集まり好きじゃないんですけどね。子どももいないし、親戚もあんまりいない私は、いわゆるちょっとした会話の話題が硬いので、あんまりねえ。  で、やっと家に帰ってきたと思って、のんびり散歩でも楽しもうと思ったら、うちの校長にばったり会ってしまい、あの書類はどうなったかと聞かれてしまった。はあ。。。私の家は、職場からすごく近いので、会ってしまうんですよね。で、月曜日までに仕上げることになり、慌てて同僚に電話するはめに。あの書類を送ってほしいと。慰めは、彼女が、今日の会議で私が手伝うことになったことがあったのですが、あれは私の仕事じゃないと。そうなんですよね。。。第一教諭という名の管理職ではないのに、他の人とは違う役職で、訳のわからないような小間使。やらなくてもいいことまでやり、周りには煙たがられるようになり、転職しようかなと何度思ったか。    と、かなり愚痴から始まりましたが、今年度を振り返ってみると、秋学期は、改装されて綺麗になった高等部を新たに作り上げることに熱中し、欠勤の多かったアシスタントを埋めるべく紛争。授業の内容や活動など、毎週1つずつ作り上げていき、もう一人の先生と本当によく頑張ったと感動。  やっと始まった春学期ですが、小中学部の先生が一人やめたので、バタバタしました。その後、小中学部の先生が一人怪我をしたので、また大変。小中学部は難しい子供が多いので、なかなか大変でした。春学期から新しい校長が来たので、新しい指示も多く出て、また混乱😵。結局、落ち着くこともなく今に至ります。  第一教諭として、来年度の研修の計画などを立てて、それをみんなに話すのですが、私は、校長などではないので、なんだかねえ。慣れない立場、難しい。この第一教諭の役割については、また別に書きたいと思うくらい、いろいろありました...