今日の新聞に小学1年生から普通に成績をもらっている国、お隣のフィンランドの話が載っていました。興味深い内容だったので、早速書いておこうと思います。同じ記事に、各国の成績のあり方が載っていたので勉強がてら見ていきたいと思います。
スウェーデン:6年生から成績が出されます。試験的に100校まで4年生から成績を出すことができるようになりました。
フィンランド:小学校1年生から成績があり、最初は記述での成績のみで、3年もしくは4年生から数字による段階的な成績が出ます。
ドイツ:最初から最後のクラスまで成績があり、1がもっともよく、6が不可。ドイツでは16の地方自治体が教育を取り扱っており、その州によっては、最初の2年間は記述での成績評価にしているところもあるそうです。教育はよく取り上げられるそうですが、成績に関してはそうでもないとあります。
イギリス:北アイルランドは4歳、その他の地域は5歳から義務教育が開始され、それと同時に成績もつけられるそうです。いわゆる段階的な成績は、11歳になって中学校にあたるような学校に行くようになってで、A* というのが一番よく、Gまであり、Uが不可になるそうです。北アイルランド、スコットランド、ウェールズにはそれぞれのシステムがあり、イギリスの教育議論の中心は、成績ではなく、子供達の知識の状況についてとあります。
イタリア:イタリアでは小学1年生から成績がつき、年2回渡されます。1から10までの段階で6までが 合格となるようです。。1年生に出される成績は、子供を不可にすることが目的ではなく、早めに支援援助を開始することが主旨で行われ、成績は、書式で親に渡されます。学校が近代化していれば、インターネットにパスワードを入れて読むこともできると。
アメリカ:州によって差があるが、基本的には、成績はA-Fでつけられている。開始学年にも地域差があるが、多いのは、5年、6年、7年で、高校入学の数年前というのが多いとあります。アメリカの教育議論の中心は、全国統一の知識の段階評価の導入に関してだそうで、すでに州によっては導入されているともあります。
フランス:つい最近パリであったテロ事件が影響を与えたとあり、他の国と比べると書かれている内容が少し違います。低学年の成績評価をなくす動きがあったようですが、あのテロにより風向きが変わったとあります。
国によって成績のあり方も違うことがわかりますが、短い記述の中にも、その国流れがわかり、大変興味深いです。次は本題のフィンランドの話を書こうと思います。
読んだ新聞記事:Inga strider om betyg redan i ettan, DN, 20150228
読んだ新聞記事:Inga strider om betyg redan i ettan, DN, 20150228