毎年出ているスウェーデンの学校の統計結果により、スウェーデンの教員の有資格者率が下がったという報告書がでてました。スウェーデン、教員資格を持った人はかなりいるんだと思います。でも、ほかの仕事についている人、結構多いんです。日本もそんな傾向になりつつあるようなこと聞きましたが、教員の資格を持たない先生が増えることは様々な問題を生み出すので、学校局、組合とも、問題視をしています。当然ですが。。。
数字で見れば、全体の有資格者率は昨年度の71.4%から、70.5%に下がったとのこと。義務教育の小中学校が減り、高校は多少増えたとあります。290あるコミューンでみると、179のコミューンで減ったとあるので、かなりのコミューンが有資格者を雇用するのに苦労しているのでしょう。ちなみに有資格者が最も少ないのは、特別支援学校の義務教育の部分である、小中学部。有資格者率は20%切っています。問題ですよねえ。。。最も有資格者率が多いのが0学年、就学前クラス。幼稚園教諭の資格を持った先生が幼稚園で働かず、ここに流れているので80%を超えており、有資格者が多いです。
この流れを重く見て、今から対処に当たらないと、数年後には、有資格者率がさらに減り、教育格差がさらに広がる危機感を各所明記しており、協力して何とかしなければという話がされています。よく言われるのが、資格ない人のほうがいい先生だった、教えるのが上手だったという言葉。もちろん、先生も個人差がありますし、医師免許持った医師すべてが名医でないのと同じで、教員も資格があれば、大丈夫というわけではありませんが、資格を得るために学んだ基礎がない人が職員の半数を占めれば、教育が成り立たなくなるでしょう。。。どんな対応策がされるか、興味深いところです。
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