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スウェーデンの学校給食

昨日も今日も秋晴れの気持ちのいい日でした。家のなかでひなたぼっこしながら昼寝という極上の贅沢を味わった週末です。木曜日と金曜日は大学の登校日だったので、とても充実した忙しい時間を過ごしました。今回の課題で出したレポートの書き方がいまいちだったということがわかり、「そうか、そういうことか。」と思いました。一応マスターレベルになっているので、論文の書き方などとても厳しいです。慰めですが、スウェーデン人の方でも同じ間違えをしていると安心している自分がいます。今のところ、なんとかついていけているのでよしとしましょう。    さて、今日は久しぶりに新聞の記事から、スウェーデンの学校給食について書こうと思います。まず、スウェーデンの学校給食の特徴をあげていこうとおもいます。 1、無料であること これ、重要なんです。新聞によれば、学校のランチを無料で提供しているのは、 スウェーデン、フィンランド、 そして エストニア のみとなっています。お隣の国、ノルウェーとデンマークは無料ではありません。デンマークは学校に行く(行かせる)義務ではなく、授業を受ける義務となっており、ホームスクールが可能なことでも有名であり、そうなるとランチの無料提供というのは考えにあがらないのだろうと思います。ノルウェーは、ランチ持参という話を聞いていて、移民でわたってきた子どもが変わったランチを持っていって恥ずかしい思いをしたというような話を聞きます。 無料であることはとても重要な点で、スウェーデンがおそらく誇りとしていることであると感じます。豊かな北欧のスウェーデンというイメージが強いのですが、貧困が問題となっており、学校で出される給食が1日の唯一の暖かいご飯だったという話を良く聞きます。すべての子どもに最低限の生活を保障する一面を今でも担っている給食というのは大変考えさせられるところです。 2、ランチの時間が10時半から12時過ぎ ランチルームで食べるため、ランチの時間にものすごく差があります。低学年のクラスは、実に10時20分頃から食べ始め、高学年になると12時過ぎというのも珍しくありません。このランチの時間を10時半以前にしないこと、11時をめどにすることという一応の目安はあるのですが、多くのところが守っていないのが現状です。早い子どもは6時半頃に学校に来て7時に学童で朝...