小中学生の留年制度とスウェーデンの教育の考え方
日曜日の夕方です。久しぶりに友人とその子ども、主人とのんびりとした午後をし、お茶の時間 を持ちました。ゆっくりした時間を大切にしたいと改めて思ったものです。 さて、今日はまず、大阪の橋下市長から出た、 小中学生の留年検討 に関して書きたいと思います。お恥ずかしながら、私、橋下市長のことをしったのは、2ヶ月前。友人とランチをしていて、彼女に教えてもらったのです。それまでは、まったく知りませんでした。彼女の情報から、いろいろネットで情報を収集し、今に至ります。そして、今週だったかにニュースで読んだ、留年検討の話。私の第一印象は、 スウェーデン型の教育思想に近づくか。。。 というものでした。私のブログを読んでくださっている方ならば、たびたび書いているこの内容、またかになるかもしれませんが、ご了承を。。。 スウェーデンの教育のあり方は、下を救うというと分かりやすいかと思います。国民全員にある程度の基礎的な学力を与えることを目標としている教育であり、中学校の成績で一定の教科で不可がつくと高校進学に影響が出て、高校入学準備コースのようなところに進学することになる場合もあります。繰り返しになりますが、 すべての子どもが最低でも可(今年度から成績はABCDEになっており、Fが不可)をとる = 社会を担っていくための最低限の能力を誰もが持っている ということを国が目指した教育を施しており、これは、社会資本主義とも呼ばれるスウェーデン社会のシステムを維持していくための大きな基盤になっているのだと思います。 このため、スウェーデンの教育では、どちらかというと、 下に目を向ける傾向 があり、現政府になってからは、能力がある子どもにも同様に最大限伸びる権利があるという主張がされ、エリートコースが作られるなど、 できる子に対する対策もされて きました。が、現場は、この不可を少なくすることに躍起になっている傾向があります。 スウェーデンには、 飛び級制度 もあるので、能力のある子どもは、学年を超えていくことも可能です。結構そんな話をきくので、珍しくないように思います。 じゃあ、留年はあるのかというと、あるようでないような。。。調べていないのですが、制度上では留年は可能であると思います。でも、あんまり聞...