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利益が学校を向上させる

 スウェーデンでは、公立学校は利益をあげることはできませんが、 私立の学校は利益をあげてもよいこと になっています。これに関して、たびたび政治的な討論が行われています。簡単に言えば、 学校というシステムが利益をあげることに反対している人々が多い ということなんですよね。スウェーデンみたいな、社会福祉国家といわれる国だと、確かに、税金で運営されている学校が利益をあげて、それが経営者に還元されることがおかしいということなんですよね。 注:スウェーデンでは、私立学校も税金で運営されており、生徒の人数に合わせて運営資金が出ており、保護者からお金をとることは禁止されてるのです。  これに関して、アメリカのAndrew Coulsonがアメリカとスウェーデンの教育システムを比較したものに関して、新聞に載っていましたので、少し私の意見を。(記事は、本日のSVD)  まず、おもしろいなあと思ったのが、書き出しの部分。 たとえば、携帯電話などで新モデルがでると、関連会社はそれに負けないようなものを参考にし、まねをしつつ、より新しいものを作り出し手行きます。でも、教育では、そんなことはなく、たとえ、よい学校があると聞いても、それを手本としてまね、よりよい学校にしていこうというような考えはあまりないというもの。  そうなんですよね。教育って、大学での研究もあんまり進んでいないような気がするんですが、現場でもよい学校を見学しまねてよりよくしようとかいうような競争心ではないんですけど、そういうものがかけているように思います。(スウェーデンの場合です。)日本は研究会などがあり、こんなことはないと信じたいですねえ。  そのために、それぞれが、それぞれの場所でうずくまってしまっているような感じがします。  で、話を戻すと、私立学校で利益という名の「にんじん」があるからこそ、馬(学校)はよりよい学校に使用と走り続けているのであるという調査結果が。  あまり詳しく書いてなかったのですが、私が理解したところでは、アメリカでは「チャータースクール」と呼ばれる私立経営の学校があるけど、それは、公立の学校と同じような結果しかあげていないらしい。その要因がスウェーデンにはあるけど、アメリカにはない、利益を追求できるかできないかということみたいです。  この調査に...