労働時間とお給料
ここ数日お給料の話を書いています。今日もまたその話。今日の内容こそ、興味がある人は少ないだろうなあと思いつつ。。。 スウェーデンでは、組合に入り、その組合が中心となって、雇用主と毎年労働条件と給与交渉にあたります。例年3月末には話し合いが終了し、4月のお給料からお給料が上がるようになっています。 が、今年はもめてもめてやっと先週話し合いがつきました。もめた大きな理由は、今年の冬頃から頻繁に言われてきた 先生の労働時間 についてです。現在の教員の多くは、週35時間拘束されて学校で働き、残りの10時間を学校や家、他の場所で行う、雇用主に申請しなくていい、準備時間となっています。この10時間を有効につかっていない教員が多いために、スウェーデンの学校教育は低下しているというのがあちら側の理由。。。 そのため、雇用主側は、 教員の労働時間を監視したいというのが本音 。学校で仕事をさせれば、ある程度は目が行き届きます。これに、もうひとつ、、、 この教員の労働形態があるために、教員のお給料は現状のような低さにあると。 この事実は私はまったく知りませんでした。こういう優雅な夏休みが取れるのだし、お給料が多少低くてもいいだろうと。なんとも。。。 教員は、はい、家に帰りましたといって、仕事を忘れられるわけではないですし、スウェーデンのように夏休みが長いと、期間労働者的に仕事が一時的に増えるときがあり、スウェーデンの先生の働き方はある意味よいと私はおもっていたのですが。 それで、今回の話し合いでは、教員の労働時間が今よりもフレキシブルに選べるようになり、今の 35時間拘束プラス10時間労働、これによって夏休みなどが休みになる労働形態が残されました。 が、もしも、 40時間拘束プラス5時間労働、夏休みなどは残る。 もしくは、40時間労働、プラス5週間の休暇 という労働形態を選ぶと、 今年、 1500KR(2万円弱) 以上、お給料があがり、来年も500KRくらいあがるそうです。 だいたい、毎年500KR-1000KRの間でお給料が上がっていくので、それに比べるとかなりのアップになります。 私もここ数週間のうちに、上司と給与交渉があるので、その際におそらく上記のうちのどれを来年度の労働形態として選ぶか聞かれると思います。この案、いまだに良くわからない点が多いので、もう少し調べてみないといけま...