2020年7月19日日曜日

デンマークのアートプロジェクトの写真

 昨日は、「デンマーク×アメリカ×スウェーデン 特別支援教育を語る会」をしました。最終的に16名の方が、お忙しい中ご参加くださり、本当にありがとうございました。2時間で3か国、そして、カナダから参加してくださった方にも、カナダ事情を伺いながらとなり、表面的な話になってしまったかなと思いつつも、各国の事情を聞くということで、大変興味深かったです。

 最後の部分でお話をしていただきました、デンマークでご活躍の方が行われた、3歳から8歳までの重度の自閉症の子どもを対象とした、アートプロジェクトの写真をご紹介します。このプロジェクトもとには、あの時のお話にあったように、すごく綿密な子どもたちへのアセスメント、状況把握を行い、その結果と共に、教室の構造にも配慮したうえで、文字の獲得を促すいうものでした。絵が描ける子どもであれば、文字をかけるようになるという仮定のもとに、障害の重さにとらわれず、可能性を信じた彼女の取り組みに、私はとても心を動かされました。

 そして、この穏やかな色合いの絵に、子どもたちがアートを好きになるという気持ちがよくわかります。そして、文字を学んでいるということに、この子たちへの教育の可能性を感じます。
 


こうした、手順の視覚化、室内の構造化などの準備がされています。

*写真は彼女よりご提供いただいたものです。


 世界のどこかで、私と同じように、文化と言葉の違いを感じながらも、障害がある子どもたちと向き合っている友人がいるというのは、本当に心強く感じます。ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。また、いつかお話しできる日を楽しみにしております。





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