もう月1回の更新とかにしてしまってもいい感じのブログですが、もしも時々覗いてくれてるという方がいましたら、夏休みはもう少し頻繁に教育情報更新したいと思いますので、お付き合いいただければと思います。今週と来週は、木曜日が祝日なので、間に挟まった金曜日もお休みとなり、4連休が2週続き、いよいよ夏休みマジかという感じがします。年度末に加えて卒業生を3名抱えているので、忙しさは度を越していましたが、だいぶ落ち着きました。
今日は、学童保育について。前々からスウェーデンの学童保育について書きたいなあと思っており、少しずつ書いていければと思っています。今日は、職員の密度に関してです。スウェーデンの学童保育は定員という考え方はなく、必要とする子どもには提供されます。よく統計にあがってくるのが、職員一人当たりに対する生徒の数。職員一人で何人くらいの子どもの面倒をみているのかというもので、これが、どのくらい学童にお金をかけているかという目安になります。
*2018年の学校局の統計より
スウェーデン全国では、職員一人あたり、12.3人となっています。ストックホルム圏内のコミューンは以下の通り。
職員一人当たりの生徒数が多いところ:
フッディンゲコミューン(Huddinge):17.2人/職員
二ネスハムコミューン(Nynäshamn):15.5人/職員
サーレムコミューン(Salem):15.2人/職員
ソーレンチューナコミューン(Sollentuna):14.9人/職員
バーレンチューナコミューン(Vallentuna):14.8人/職員
少ないところ:
シグチューナコミューン(Sigtuna):10.7人/職員
ヤールファッラコミューン(Järfälla):10.9人/職員
チーレソーコミューン(Sollentuna):11.2人/職員
ニュークバーンコミューン(Nykvarn):11.2人/職員
多いところと少ないところでは、7人ほどの差があります。人数の多さが直接学童保育の質の低下につながるわけではなく、どのような建物でどのような組織化が図られているかなど、多様な要素によりその質はきまります。しかしながら、職員の人数に対する生徒の数が多いということは単純に手が回りにくいという状況を生み出しますので、やはり目安の一つとしては重要です。また、職員当たりの生徒数と共に問題となるのが、学童保育の質の差です。どの学校で度の職員であるかによって、受けられる学童保育の質に大きな差があることがスウェーデンでは問題視されています。学校教育もしかりですが。。。差があって当然というとらえ方ではないことに私などすごいなあと思ってしまうのですが。
また、学童保育についても書いていきたいと思います。
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