2015年7月19日日曜日

教員志望者が増加傾向に!

 ヨーロッパを旅行して帰ってきたのですが、ある諸事情により現在もホテル住まいです。6月中旬に日本へ出発してから現在まで自宅で暮らしたのは7日のみで、さすがに家が恋しいです。

 春頃からものすごく仕事が忙しく、あまりブログに本来の目的であった新聞記事ネタを書くことができなかったので、これから増やしていけたらと思っています。今日は、ちょくちょく話題になっているスウェーデンの教員採用事情について。

 スウェーデンに教員免許制度が導入されて、2015年6月30日までは移行期間とされていましたが、(特別支援学校は2018年まで)この秋学期からは、免許を有しない先生が成績を独自につけることができなくなります。これについては、また改めて書こうと思います。そんな諸事情もあり、教員免許を有した先生の争奪争いが。。。

 5月の終わりの新聞には、教員免許を持った先生は、すごく有利に職場を変えることができると。小学校の先生で引っ越すので仕事を探していた先生は、簡単に仕事が見つかっていました。この間読んだ新聞では、お給料を数年でかなりあげた先生がいて、その方法は学校を変わったためというもの。手っ取り早くお給料を上げるには、学校/職場を変わることなので、私も時々考えてしまいます。

 もちろん、これらの新聞記事とともに教員不足を心配する記事が多く見られ、推定では、2022年には6万5千人もの教員が不足すると言われています。こんなスウェーデンの教育界に朗報があるとすれば、教員志望者が増加傾向にあるということ。なり手がいないことを心配し、報道が過熱したおかげもあり、教員を第一志望として志願した人が6%増えたそうです。今後、定年退職などにより不足する教員の数を見込み、職にこまらないというのも魅力なのでしょう。

 加えて、教えられる教科を増やすためや、教員免許を持たないけれど大学を卒業している人が教員資格を取りたいといった人を対象にした、大学のコースが少しずつ整備され、それらを希望する人も増えているそうです。


 こうして教員志望者が増えていくことは、現場のものとしても嬉しい限りです。やる気のある同僚が少ないと学校運営は難しいので。。。


 最後に、もしもコメントを下さった広島もみじさんが読んでくださっていたら。。。いただいたコメントを誤って消してしまいました。旅先から何度も返信を書いてみたりしていたのですが、ごめんなさい。声をかけていただき、うれしかったです。また、いつかお会いできるのを楽しみにしております。


読んだ新聞記事: Lärarutbildningar drar fler studenter, Dagens samhälle nr 19, 2015, Behöriga lärare hett byte för skolor, DN 20150530 など

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