2011年10月7日金曜日

先生のコーチング

10年前くらいになるでしょうか、「コーチング」が有名になったのは。。。今ではすっかり定着していますよね。

 このコーチング、ストックホルム市でこの秋から教員に用いられることになったそうです。
3年間のプロジェクト8名の教員がストックホルム市に雇われました。この8名の教員が、ストックホルム市の教員をコーチングするというのです。概要は以下のようです。

教科は、スウェーデン語、第2言語としてのスウェーデン語、数学、自然科学系の教科、英語。
コーチングをする8名の教員は、週の2日間を自分の学校で普通に働き、2日間教員をコーチングし、1日は研修日として働く。
コーチングされる教員は、希望制で義務ではない。
コーチングする教員は2名一組で学校を周り、6週間にわたって、教員や教員集団をサポートする。

 このコーチング制度悪くないとわたしは思います。日本での教員生活中に年に数回必ず教育主事の訪問や研究会などがあり、指導方法や授業のあり方について学ぶ機会がありました。でも、こちらの学校ではめったにありません。今年で教員4年目ですが、あったのは、昨年1回。1日教育検査局のほうから、検査がはいりました。でも、この場合は、授業を向上させるような研究会のような目的ではなく、学校法などで定められているように学校が運営されているかがみられるものです。そうなると少し意味合いが違うように思います。

 ただ、コーチングはあくまでも希望する教員に対してのようなので、コーチングを受けてもよいと思うような教員はたいてい謙虚で前向きなような気が・・・そうすると、本当に必要な教員は受けないような気も・・・ ちょっと意地悪ですけど、そう思いました。

 また、このようなコーチングをする側の教員は、ある意味キャリアを教員として積んでいくことにもなるので、その点でも肯定的であるとも思います。もしも、成果が見られるようであれば、さらに教員が増員され、プロジェクトも延長されるようです。今後が楽しみなプロジェクトです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントをありがとうございます。