2024年1月9日火曜日

スウェーデンの特別支援学校の学童保育とは

 学童保育についてのまとめ記事を書いていて、特別支援学校の学童保育に関する情報が少ないと気づきました。スウェーデンの学童保育は、障害があるなしに関わらず、同様に必要な児童生徒に保障されています。今日は、そんな特別支援学校の学童保育についてです。

1.どこで学童保育を受けるか

 学童保育は、たいていの場合、通っている学校でとなっています。基礎自治体や学校によって、近隣の別の場所で行う場合もありますが、現在最も一般的なのは、自校方式です。

2.何歳まで通えるか

 学童保育は、障害のあるなしに関わらず、生徒が13歳の誕生日を迎えた年の春学期まで、希望者は通えます。基礎学校の生徒の場合は、3年生までの子も多いように思います。勤務校は、3年生までは、学童保育は学年単位で組織しながら全体を組織していますが、4年生以上は、合同となっており、名前も学童保育ではなく、「クラブ」と変えて、年齢に応じた内容を提供しています。

3.13歳以降はどうなるのか

 障害がない場合は、13歳になれば、一人で家に帰れますし、家で過ごすこともできますが、障害がある場合は難しいです。そのため、13歳を過ぎると、LSS法(Lagen om stöd och service till vissa funktionshindrade 社会サービス法、機能障害者を対象とする援助及びサービスに関する法律)に基づいて、放課後デイサービスが提供されます。多くの学校が自公で提供していますが、社会庁の管轄になるので、その法律に基づいて提供されます。この部分は、別のところで行っている基礎自治体もあり、その場合は、タクシーで生徒を移動させることになります。

4.対象とならない生徒はいるのか

 はい、います。誰でも障害のあるなしにと書きましたが、社会福祉の支援サービスで、子どもや若者のための施設に入所している生徒は、学童保育の対象になりません。施設自体が福祉サービスとなるので、学童と2重で受けることはできないとなっています。

 また、基礎自治体によってさまざまな決まりを設けている場合もあり、住んでいる基礎自治体の学校に通っている場合は保障するが、ほかの基礎自治体にある学校に通った場合は、学童の保障はしないというところもあります。その場合は、理由によっては許可される場合が多いということらしいです。

5.何時から何時まで通えるのか

 スウェーデンの学童保育は、朝6時30分から夕方18時くらいまでのところが多く、これらの時間に学童を必要とする生徒がいれば、その時間から空けることになります。これ以外の時間に保育が必要な場合は、基礎自治体にある夜間専用のところに行くことになります。通える時間は、障害がない生徒の場合は、保護者が仕事(求職中も含む)もしくは勉強をしていて、保育が必要な場合となっているので、その必要性に応じて時間が決まります。朝は朝食、昼からはおやつが提供されます。
 障害がる児童生徒の保護者の場合は、家庭でのそのニーズによって、この対象時間は多少緩やかである場合もあります。

6.インクルーシブな学童保育

 勤務校では、インクルーシブな学童保育に取り組んでおり、生徒一人一人によって、基礎学校の学童に行く生徒と、支援学校の学童にいく生徒がいます。学童はカリキュラムもあり、学校教育の一部となっていますが、ともに学ぶことで伸びていく生徒も多くいるので、学童の時間を利用して、ともに学ぶ場を設け、その子一人一人にあった学童保育を提供しています。


以上、思いついたところをまとめました。質問などあれば、お気軽に!


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