スウェーデンのSpecialpedagog、新年度最初の1週間で感じたリアルと対話

 スウェーデンでは、いよいよ新年度が始まります。昨年も、Specialpedagogとして働いていたのですが、フルタイムで働く新しい1年、今まで学んできたことを実践に移していける1年にしていきたいと強く思うスタートです。

 今週は日本でのオンライン講演から始まり、学校での本格的な業務、そして夏の終わりのフィーカまで、非常に濃密で穏やかなスタートになりました。

日本の研修会でのオンライン講演からスタート

 月曜日には、日本の神奈川県大和市特別支援教育推進研修会にて、ゲストスピーカーとして、オンライン講演をさせていただきました。

「インクルーシブな学校をつくる~北欧の研究と実践から学べるもの~ 教育実践③日本とスウェーデンの学校現場から考える子どもの教育的ニーズの捉え方と、日常の教育実践へのつなげ方」

 日本でインクルーシブ教育や特別支援教育に向き合っていらっしゃる多くの先生方・関係者の皆様と、貴重な夏の時間を共有でき、私自身にとっても新年度に向けた素晴らしい刺激となりました。

基礎学校と支援付き基礎学校の時間割調整とリアルな現場

 私が勤務している学校は、6歳児教育を行っている0学年から9年生までの10年間を教育するスウェーデンの基礎学校とともにある支援付き基礎学校です。生徒数は550人から600人くらい、職員数は100人を超える規模の学校です。クラス数は、支援付き基礎学校が8クラス、基礎学校は各学年2クラスから4クラスで、約25クラスくらいになります。

 支援付き基礎学校は、ランチルームや体育館など、特別教室を共有しているので、基礎学校の時間割と調整をしながら時間割作成をすることは重要な仕事になります。初日は、副校長と雑談を交えながら、この時間割作成に取り組みました。終始和やかな雰囲気で、とても楽しく仕事できました。もちろん、これはどの学校でも同じというわけではなく、学校の規模や副校長のやり方などにより様々ですが、彼女のお互いに意見を出し合いながら進めるやり方はとても良いと思っています。

9年生(中学3年生)の高校進学に向けた「教育的判断」の書類作成

 水曜日は半日自宅から、9年生の高校進学のための「教育的判断」の書類作成を進めました。今年は9年生の数が多く、この書類作成も時間を取られるため、同僚の先生と金曜日に最終作成をするための準備をしました。金曜日には、この書類作成の大方は終了したので、他の先生に読んで一度読んで貰ったのちに、副校長に提出し、保護者との面談の後にストックホルム市に提出していきます。

 この支援付き高等学校への入学審査過程や書類も大変興味深いと思うので、また、後日、ブログでも項目などを紹介したいと思います。

スウェーデンらしい夏休みの最後の1日と、友人とのFika

 木曜日は、友人の子どもをプールと映画に連れていくという重大な任務があり、仕事は休み、楽しい夏の1日を過ごしました。スウェーデンの子どもは、プールや湖で飛び込むんですけど、すごい深いプールに何度も飛び込んでいて、すごいなと思った1日でした。

 穏やかに過ぎた今週の締めくくりは、同じ支援学校で先生をしているスウェーデン人の友人とのフィーカ(お茶の時間)でした。穏やかなスウェーデンの夏の午後を、夏の休暇の最後の日なので、「絶対に外の席に座らないと!」と二人でカフェの外の席で3時間ぶっ通しでああでもないこうでもないと、プライベートのことから仕事のことまで話し、とても楽しかったです。

 彼女は、ストックホルム市内の他の支援学校で先生をしているので、リアルな情報交換ができます。さらに

「現場の先生からみて、私のようなSpecialpedagogにどうかかわってもらえると嬉しいか、助かるか」

という具体的なアプローチについても意見を聞くことができ、新年度に向けてさらに気合が入りました。

 今週も公私ともに充実した、とても穏やかでよい1週間になりました。来週火曜日には、いよいよ本格的に学校が動き出します。学校現場での実践を楽しみながら行い、一つ一つ記録をしていきたいと思います。今週も最後までお読みいただきありがとうございました。ブログの更新は週1~2回を目標に行っていきます。また、読んでいただけると嬉しいです。

ストックホルムの有名老舗カフェにて、イチゴのブタベストケーキを


 *スウェーデンには、Specialpedagog(特別支援教育の専門職)という職種があります。*


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