2017年5月13日土曜日

スウェーデンの学校の校長先生事情

 スウェーデンの学校システムの中でも、最も重要な問題の一つではないかと思うのが、校長先生不足です。うちの学校も御多分に洩れず、数年前(多分2年前くらい)に校長がやめてから、代わりの校長先生が来て、新しい校長先生が雇われたけど、その校長が半年くらいでやめてしまったので、また、代わりの校長先生が来て、その代わりの校長先生もやめて、代わりの代わりの校長先生が来ました。この代わりの校長先生というのは、あくまでも代わりなので、民営の人材派遣会社からやって来て、本採用が決まるまで、期限付きで雇われます。現在、新年度から本採用で働いてくれる校長先生を募集していますが、どうなることか。。。

 代わりの校長先生は、大抵、定年退職した校長先生で、65歳から70歳くらいの人が多く、その需要はものすごいものがあると今の校長先生が話していました。スウェーデンもその昔は、日本の学校と同じように、都道府県単位?のような感じで雇われ、やめることがあれば、代わりがちゃんと来たそうです。しかし、現在はそんなことはないので、教員もですが、学校が次の人を見つけることになります。

 次の人を選ぶのも、実はたいへん。募集をかけるのですが、関係組合が関わり、その条件などを詰めていき、募集の文面などを考えます。その後一定期間募集をかけ、候補者が出たら、その中から、上が何人か選びます。その後、管理側の面接、職員側の面接、組合の面接、生徒の面接と、様々な面接が行われ、その後、話し合いが行われ、決まります。

 プロセスが長い。。。こんなにかけてやっても、半年とかでやめられたら、たまったもんじゃなく、また一からやり直し。今回の募集に関しては、みんなやる気半減している感が否めず。。。


 学校に校長先生が不在というのは、会社に社長がいないのと同じ感じで、とにかく話がまとまらない。学校の教育の発展とか、ないない。。。ありえない。。。1日を動かすのに精一杯。子どもたちのことを考えたら、このシステム、少し考えた方が。。。ここ数年教員のお給料が上がっており、校長先生になってもあまりお給料があがらないというのも原因の一つのようです。なり手がいないので、とりあえず選べば、またすぐやめていくという悪循環。前に研修であった他の学校の先生に聞いたら、そこは3年で7回変わったって。それよりは、まだマシかと思ったのですが、なんとか、校長先生決まるといいです。